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Live!スポーツ 函館版 第2号

駆け抜ける閃光

モーリス・ド・ゲスト賞を制したのはレーザービーム!

仏短距離最高峰の頂に立つ

8月第1週に行われたモーリス・ド・ゲスト賞を『レーザービーム』(大魔王氏所有)が勝利し、馬主・競走馬共に見事初GI勝利の栄光を手に入れた。

レーザービームは先行策を得意とする競走馬であるが、枠順は外から3番目と若干不利な状態。レース時間がわずか約1分というスプリント戦において、スタートやスタート直後の位置取りは重要と言われており、「これが悪い結果に繋がらなければ良いが…」と、レーザービーム陣営に不穏な空気が漂う。そんな中ついにレースはスタート。レーザービームはスタートと同時に勢いよく飛び出し、先頭集団に入り込む。他にも3頭程同時に飛び出してはいるが、レーザービームの前に壁は無く位置取りは良好。先頭はシーキングザパール、そのやや左後方にレーザービームといった形

でレースは進み、そのままの状態をキープしたまま最終コーナーを回って最後の直線勝負となった。各馬一斉にスパートをかける中、レーザービームも仕掛けて先頭に並ぶ。2頭の激しい叩き合いが行われるが、残り200M時点でも差は付かず、このまま終了してしまうかに見えた。しかし、残り僅か50Mのところでレーザービームが頭一つ分前に出る。そのままレーザービームが先頭でゴール板を駆け抜け、レコードタイムで勝利した。

レーザービームは、昨Sの朝日杯FSやNHKマイルCなどのマイル戦にも出走しているが、今ひとつ勝ちきれずにいる。しかし、スプリント戦においては5戦4勝、唯一勝ちを逃したラベンダー賞でも3着と好走しており、スプリント戦においてその能力をフルに発揮している。サクラバクシンオーの様な短距離戦線での活躍を期待しよう。

期待の2歳馬特集!

函館サーバーも2S目を迎え、各オーナーの元ではそれぞれの期待をその身に受けた2歳馬達が着々と育ってきている。その2歳馬達の中でも、今後特に活躍の期待が持てる未来のスターホース候補生を紹介しよう。

まず紹介する馬は、ロジユニヴァース産駒の『シルフヴァルベーラ』(レリジョン氏所有)だ。持ち前のスピードと、スパートの持続力を武器に中〜長距離でのレースで活躍するだろう。デビューはまだしていないが、今S末〜来S序盤あたりにはデビュー戦で活躍する姿が見られるだろう。

次の馬は、セクレタリアト産駒の『リオルーラー』(スピードキング氏所有)だ。牝馬ながら牡馬顔負けの馬体をしており、優れた瞬発力で持ち前のスピードをフルに活かした走りを見せてくれる。少々気性が荒っぽい所が気になるが、他に大きな欠点は見当たらないので十分補えるだろう。将来はマイル女王として活躍する彼女の活躍を見ることができるのではないだろうか。

シルフヴァルベーラ / リオルーラー