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低人気の実力馬3歳のダート王を決める「もう1つのダービー」ジャパンダートダービーが開催され、12番人気の『トクナガカワィィ』(りなっこ氏所有)が、6番人気の『エルグシド』(天野周矢氏所有)を抑えて勝利、GT2勝目を手にした。 今回のレースには、前々で競馬をするメンバーが多く集っており、トクナガカワィィもその中の1頭であった。しかし、スタートでやや出遅れた格好となったトクナガカワィィは、外枠発走の不利もあってか、最後方からの競馬を強いられることとなる。「出走が外枠だったので、ある程度苦戦することは覚悟していましたが、まさか最後方を進むとは思いませんでしたよ。ペースが少し早いということは私も感じていました」と、梨奈騎手は道中を振り返る。 しかし、4コーナーを回って大外に持ち出してからの瞬発力に |
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は目を見張るものがあった。ぐんぐんと加速して先頭に立ち、後続を振り切った。かなり外を回ったせいか、ゴール前の写真判定に馬の姿が写し出せなかったほど。「この馬にこんな力が眠っていたなんて、私の方が驚いていますよ。後ろからも十分いけるんじゃないですかね。海外でGTを制覇してきましたから、実力はあると思うんです。なかなか人気は出ない馬ですけど、もはや1番人気なんていりません、1着が欲しいだけですから」と語る同騎手。 トクナガカワィィは低人気に甘んじることが多いものの、連帯率は未だ100%をキープしており、敗戦は唯一の2着となったスプリングSのみという、素晴らしい戦績を収めている。また、転厩を繰り返しており、今回のレースはりなっこ氏の下での出走となったが、オーナーのりなっこ氏にとっては、OP・重賞・GT通じてこれが初のオープン勝利馬。感慨もひ |
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としおだろう。表彰式では喜びを爆発させていた。
再びエミリオ氏に渡ったトクナガカワィィ。今後はどちらのオーナーの下で出走してくるのだろうか。
今シーズンの2歳馬は…?
新馬戦が始まり、2歳戦線は少しずつ熱気を帯びつつある。今シーズンの有力な2歳馬を特集するこのコーナー、今回は記者イチ押しの1頭を紹介しよう。
その1頭とはこの馬、『ボスブラフマン』(ふじやん氏所有)。父は偉大な大種牡馬・サンデーサイレンス。スタミナに絶対的な自信を持っており、少々ペースが早くなっても問題にしないどころか、逆に水を得た魚のように快走を見せることだろう。丈夫な肉体と、大舞台に強いところも魅力だ。そろそろデビューが近いと噂されており、いずれその力の片鱗が見れるはずだ。
