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粘りの末脚で勝つ2月4週に東京競馬場で行われたフェブラリーステークスは、『ネコアルク』(ねこたま氏所有)が、このレース3度目の挑戦で見事初勝利をおさめ、自身のGT勝利数を3へとのばした。 レースはラスト400m、外側からの『ストリームシュート』(鬼氏所有)の飛び出しに合わせて、中のネコアルクと内の『ベストプリンセス』(RYO氏所有)が出たところで動き出す。それまでトップの『トーイジン』(トーイ氏所有)を一瞬でかわし、飛び出した3頭の勝負に。ラスト200m、先に出たストリームシュートがこのまま逃げ切るかと思われたそのとき、ネコアルクが力を振り絞りさらにもう一伸び。ストリームシュートに並び、そしてかわし、そのままゴールを通過。ネコアルクが1/2馬身差で栄冠を手にした。 昨シーズンまで重賞勝利こそ | |
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あったものの、GTでの勝利を手にすることができていなかった。しかし、昨年5月のかしわ記念で悲願のGT初制覇を果たすと、10月の南部杯でも勝利するなど、ようやくGTでもコンスタントに結果を残せるようになってきた。6歳にしてようやく迎えた遅い春、まだまだ成長段階のネコアルクにこれからも注目していきたい。 春のスプリント王はどの馬に?3月5週に中京競馬場で開催される高松宮記念。今年の目玉は、やはり昨年のスプリンターズS王者『セントスターナイツ』(シン氏所有)だろう。短距離を得意とし、現在15戦14勝と脅威の勝率を誇っている。前述のスプリンターズSの他にもJBCスプリントで勝利をおさめるなど、GTでの実績も十分。前走のシルクロードSで、デビュー後初の2着に終わったことが若干気にはかかる |
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が、それでも本命であることには間違いない。中京を一気に駆け抜け、名実ともに真のスプリント王になることができるか?注目のレースは3月5週日曜の11Rだ。

注目の2歳馬はコイツだ!
今回取り上げる注目馬は『ブラックトカレフ』(石岡人氏所有)だ。『ニュチェルム』(なんぴとたりとも氏所有)を父に持つ期待の新星で、牧場での走りを目の当たりにしたが、スピード・パワーに父譲りの非凡な力を感じた。時折見せる一瞬の加速力は、将来大きな武器となる可能性を秘めている。また、長距離も厭わないスタミナも兼ね備えているので、終盤での爆発的な末脚が期待できるかもしれない。これまでGTでの勝利がない石岡人氏にGT制覇の栄冠をもたらすことができるか。今後の成長が実に楽しみな1頭だ。