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Live!スポーツ 東京版 第33号

混戦を制す!

優駿牝馬はサンベリーナ!

GT初勝利!

樫の女王決定戦である優駿牝馬が5月4週の東京競馬場で開催され、10番人気の『サンベリーナ』(毛呂馬氏所有)が低人気を覆して、勝利。GT初制覇を達成した。

レースでは、『ガギュウディープ』(ゆうぜん氏所有)が先手を取ったが、外から1番人気の『ハンサムスーツ』(かいじん二十四面相氏所有)や、内にサンベリーナなど、多くの馬が横に並んで追走しており、混戦状態のスタートとなった。中盤になると、ガギュウディープに替わってハンサムスーツがトップに立ち、そのまま最終コーナーを回ってもトップをキープし続けた。しかし、残り2ハロンを切ったところで、ハンサムスーツは集中力が切れたのか失速。逆に混戦を抜け出したサンベリーナがトップになり、1着でゴールを駆け抜けた。

「GT初勝利、ほんと嬉しいです!あまり実績を残せていなかったけど、これでサンベリーナが強い馬であることを証明できました。これからがんばりますので、応援よろしくお願いします!」と話すのは騎手の常田常蔵。

また、今回は本命と予想されていたハンサムスーツのフントム騎手からもコメントをもらうことができた。

「今回は位置取りを誤ってしまった。ずっと大外で走っていたので、距離損が敗因だと思う。多少無理してでももっと内に食い込むべきだった。猛省しないといけない」とフントム。

サンベリーナは水仙賞でハンサムスーツに敗れた雪辱を今回のレースで返すことができた。今シーズン何かと因縁がある両者だが、これからも好敵手としてしのぎを削ってほしい。

最新の2歳馬情報!

GT馬を目指すべく、今シーズンも多くの若駒が着々と準備を進めている。その中で本紙が注目している2歳馬を紹介しよう。

まず、紹介するのは『クレセントスクルド』(ネルウ氏所有)。父は無敗でクラシック3冠を制し、通算でGT7勝を上げているディープインパクトだ。クレセントスクルドは、なかなか安定したいい走りを見せてくれている。「他の馬とは一味違う走りでデビュー戦は勝てるんじゃないかな、楽しみだね」と話すのはオーナーのネルウ氏。

次に紹介するのは『オーブテンペスト』(クッキー氏所有)。父は16戦16勝で凱旋門賞連覇を達成し、種牡馬としても成功を収めたリボーだ。オーブテンペストは調教の様子を見る限り、ダートよりも芝コースで活き活きとした走りをしている。「けっこういろんな若駒を見てきたけど、オーブテンペストはいい素質を持っていると思うよ。将来的にはクラシックレースに出走させてみたいね」と話すのはオーナーのクッキー氏。

クレセントスクルド / オーブテンペスト

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