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Live!スポーツ 東京版 第32号

初のGT勝利!

川崎記念はイコールリーズンが制す!

1馬身半差で快勝!

30号の2歳馬特集で紹介した『イコールリーズン』(法条まりな氏所有)が冬のダート最強馬を決める川崎記念で、馬主の夢であるGT初勝利を法条まりな氏にプレゼントした。本誌の若駒を見る相馬眼も捨てたものではないようだ。今回も後述で2歳馬を紹介するので、ぜひ参考にして欲しい。

さて、レースは中盤まで『ヴォルテアルバ』(蒼き狼氏所有)がトップでレースを引っ張っていたが、最終コーナーを回ると徐々に失速し始め、2番手につけていた『ハイパー』(黄色い菜の花氏所有)が先頭に踊り出た。しかし、残り1ハロンを切ったところで外からイコールリーズンが見事な末脚を披露してハナを奪い、1馬身半差をつけてゴールを駆け抜けた。

「いつも重賞では最後の叩き合いで一歩及ばす悔しい思いをして

きましたので、本当に嬉しい!今回は思い切って芝からダートに切り替えてみたら、GTを制覇することができました。ダートの方が得意なようですので、この勢いに乗ってドバイワールドカップへの出走も検討したいと思っています」と嬉しそうに今後の展望を語るオーナーの法条まりな氏。

中日新聞杯や福島記念では良い結果が得られなかったイコールリーズンだが、今回の勝利で実力を示すことができた。今後はダート最強馬としての名前を確固たるものにできるよう期待したいところだ。

注目の2歳馬紹介

新しいシーズンが開幕して続々と新しい競走馬が誕生している。取材を進める中で本誌記者が特に気になったのはこの3頭だ。

最初に紹介するのは『インパクトブルー』(ヒトテン氏所有)だ。まだ入厩前で調教は始まっていな

いが、インパクトブルーはすでに他の馬とは一線を画す風格を漂わせている。デビューから活躍が期待できそうな一頭だ。

次に紹介するのは『タイキサラマンダー』(大樹龍一郎氏所有)だ。スーパークリークを父に持っており、その血を深く受け継いでいるのか、取材した際に見た歩く姿はスーパークリークと同様に大変良い動きしていた。「私が見るところ、スタミナとスピードで高い能力を秘めているように感じますので、父を超える偉業を達成できるよう、じっくりと調教していきたいと考えています」と話すのはオーナーの大樹龍一郎氏。

最後に紹介するのは『チヨゼル』(ロデオボーイ氏所有)だ。すでに大人びた顔立ちの同馬は早い時期から本領を発揮してくれるだろう。少し馬体が細い印象を受けたのでスタミナ不足が心配なところだ。

インパクトブルー / タイキサラマンダー / チヨゼル