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Live!スポーツ 東京版 第31号

末脚炸裂!

共同通信杯はマックスタイプ!

クラシック制覇へ視界良好!

今にも雨が振り出しそうな曇天模様の2月2週目、東京競馬場では、春のクラシック戦線の前哨戦に位置づけられる共同通信杯が開催された。これを制したのは、1番人気の『マックスタイプ』(ヒロトレ氏所有)。ゴール手前、『ユサコウジ』(けいさん氏所有)と『エアミズガルズ』(サイレンス氏所有)の競り合いを外からかわしてハナ差で勝利した。

「道中の様子から、持っている能力を発揮できれば十分差し切れる勝負だと感じたので、折り合いが欠けることないようにとそれだけに集中しました。直線に入って前が開かなかったときは焦りましたが、すぐ外に持ち出せたおかげで伸び伸びと走れました。瞬発力もスピードも高く、いつも粘り強い走りを見せてくれます。この馬はほんと良い脚を持っていますよ。今後の目標ですか?やは

りクラシック制覇ですね。ライバルがたくさんいるので、負けないように頑張ります!」と騎手の武豊子はコメントした。

今回の勝ち星で、激戦必死なクラシック戦線の有力候補に名を連ねたマックスタイプ。春の活躍が待ち遠しい。

粒ぞろいの2歳馬特集!

33シーズン目を迎える東京ワールド。今シーズンも優秀な若駒達が誕生し、牧場も大賑わいだ。今回は、将来活躍が期待されるであろう3頭を紹介しよう。

最初に紹介する馬は、サクラバクシンオー産駒の『マリンバクシンオー』(海猫氏所有)だ。今シーズン誕生した2歳馬の中でトップクラスの素質を秘めている。父馬に似て瞬発力が高く、短距離が得意のようだ。活躍するのはまだだいぶ先になりそうだが、すでに関係者からはGT級と評価が高い。坂が苦手のようなので、影響

を抑えるためにもレース前には蹄鉄を忘れずに装着して欲しい。

次に紹介する馬は、フジヤマケンザン産駒の『ミニピンケンザン』(青梅IC氏所有)だ。この馬は、どんな戦法でも有利に戦うことができる脚を持っているのが特徴だ。枠順やペースに関係なく本来の能力を発揮できるだろう。若干スピードに不安はあるが、今後の調教次第では伸ばすことも十分可能だ。オーナーの青梅IC氏に、オープン初勝利をプレゼントできるか期待がかかる。

最後に紹介する馬は、コジーン産駒の『ウイコジーン』(ウイングス氏所有)だ。まだ幼いが、引き締まった馬体は雄大さを感じさせる。成長に時間を要するようだが、その分しっかり調教すれば重賞勝利も狙えるだろう。

マリンバクシンオー / ミニピンケンザン / ウイコジーン