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Live!スポーツ 東京版 第30号

砂煙舞う砂上の戦い

川崎記念はウシロスキデイ!

ダート王決定戦を制したのは……

1月4週目、年明け最初のGTレース・川崎記念が地方競馬場で開催され、ワールド内上位の馬主であるするるん氏所有の『ウシロスキデイ』が勝利した。8番人気の伏兵の活躍に、競馬場を訪れていた観客は騒然となった。

1枠2番の内枠スタートとなったウシロスキデイ。ゲートを出るとハナを奪い、足取り軽やかに道中を進む。途中1番の『バイアリーターク』(チーム外江氏所有)と先頭入れ替わり2番手になるが、ぴったりマークし様子を窺う。4コーナーをまわり一気に先頭へ躍り出ると、そのまま勢い衰えることなく伸びた脚でゴールへ飛び込んだ。

「今日は序盤から好位置をキープできたのが良かったと思います。レース前は内枠がどう影響あるか心配しましたが、始まってみ

たら問題なかったですね。最後までリズムを崩すことなくレース運びもできて、今日の走りは文句なしですよ。ウシロスキデイは得意とする距離の幅が広いので、今後もより多くのダートレースに挑戦していきたいです」としおり騎手はコメントした。

期待の2歳馬特集!

新シーズンを迎え、オーナーの期待を背負った若駒が続々と誕生しているここ東京ワールド。粒ぞろいの中から、記者が気になった3頭を紹介しよう。

最初に紹介する馬は、グリーングラス産駒の『グリーンフォレスト』(ホームレス氏所有)だ。「この仔は普段から大人しくて人懐っこいんですよ〜」と厩務員の川村は話す。潜在能力が非常に高く、うまく引き出すことができれば重賞勝利を狙えるだろう。ダート路線で活躍が期待できそうだ。

次に紹介する馬は、ノーザンダ

ンサー産駒の『ノーヒメ』(ロデオボーイ氏所有)だ。スピードが若干低いが、持ち前の根性と瞬発力で十分補える走りを見せてくれることだろう。日々の調教をしっかり行い、来シーズンのクラシック舞台で戦える競走馬に育ててほしい。オーナーのロデオボーイ氏に、念願のGT初勝利をプレゼントできるか楽しみだ。

最後に紹介する馬は、シンボリクリスエス産駒の『イコールリーズン』(法条まりな氏所有)だ。まだ幼いながらに引き締まった馬体からは、早くも大物の雰囲気が漂っている。「ちょっと性格がやんちゃなところが心配だけど、うまく折り合いをつけることできたら化けそうね」と調教助手の友部。

グリーンフォレスト / ノーヒメ / イコールリーズン