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Live!スポーツ 東京版 第27号

大金星勝ち取る!

皐月賞はポナパレイオリ!

勢いに乗れ!いざ皐月賞!

3月2週の中山競馬場では、クラシックを狙う競走馬にとって大きな意味を持つ前哨戦・弥生賞が開催され、『ポナパレイオリ』(南衣織氏所有)が勝利。3歳クラシック戦線に向け大金星を勝ち取った。

レースでは6枠11番からの出走となったポナパレイオリ。馬群前方でのレース運びに定評のある同馬にとってはやや不利な枠からの出走となったが、ゲートが開くと勢い良く飛び出し、道中は横一杯に広がる先行集団の中ほどで無理せず折り合いよく進んでいく。4コーナーを回り最後の直線に差し掛かると、ポナパレイオリが溜めた脚を爆発させトップを奪うが、これを追い抜けと馬群最後方から『ガギュウソウデス』(ゆうぜん氏所有)が必死に猛追。両馬一歩も譲らない叩き合い勝負を繰り広げるが、ポナパレイオリ

が根性の踏ん張りでアタマ一つ制し、ゴールに突っ込んだ。

「正直、ポナパレイオリの底力がここまであるとは思ってませんでしたよ!前哨戦を勝てたことは大きいし、それに今日は僕にとっても大きな意味をもつ勝利でした。この調子で行けばクラシックも夢ではないかもしれませんね」と嬉しそうに話す騎手の南竜成。

レース当日は10番人気と低人気ながらも、評判をひっくり返す大活躍でスタンドを沸かせたポナパレイオリ。クラシック参戦への期待がかかる注目株だ。

東京2歳馬最新情報!

春競馬シーズン到来間近の東京サーバーは、今シーズンも元気な若駒がたくさん誕生したようだ。今回は、その中から期待のスターホース候補生を2頭紹介しよう。

最初に紹介する馬は、サンデーサイレンス産駒の『ブリ』(魚よし

氏所有)だ。「大人しいながらも闘争心のある良い馬ですよ。ハナ差を争うレース展開の時なんかは期待できそうです。育ちはまぁまぁ早そうなので、気合を入れて調教していきますよ。入厩が楽しみですね。重賞…いや、GTでも狙っていける馬ですよ!」と話す牧場長の柏木。

次に紹介する馬は、メジロライアン産駒の『メジロライジン』(紅RH氏所有)だ。「牧場で見た感じだと持続力と瞬発力がよさそうね。かなり期待できるんじゃないかしら。上手くいけば今シーズンを代表する産駒になりそうな一頭ね。今後どう育つかが見ものよ」と話す調教助手の友部。

今回紹介した2頭は、数多く誕生した若駒の中でも特に大物感漂う存在だ。成長した後にどんなレースを見せてくれるのか期待しよう!

ブリ / メジロライジン