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Live!スポーツ 東京版 第19号

次はクラシック戦線へ!

朝日杯FSはシェルインサイド

快勝!2歳王者決定戦!

12月第3週、中山競馬場で2歳馬チャンピオン決定戦となる朝日杯FSが行われ、『シェルインサイド』(アンタレス氏所有)が最内から突き抜けて勝利。来シーズンのクラシック戦線へ名乗りを上げた。

シェルインサイドは好スタートを切ると最内をリズムよく駆け、レースは平均ペースで進んだ。4コーナーで勢いを付けたシェルインサイドは、最後の直線に入るとスッと抜け出し、先頭をかわした。後から『シュパットスター』(さすらいの白猫氏所有)が追い込んで来たが、早めに仕掛けたシェルインサイドの脚には追いつかず、勝負は決した。

「4コーナーでは一気に前に出ようと考えていました。早く仕掛けても、最後までスピードを持続してくれるのがシェルインサイドの強さです。今後も楽しみです

ね」と話すジャック騎手。

シェルインサイドはスピード・スタミナのみならず、瞬発力・パワーなど、非の打ち所がないと言えるほど能力が高い。唯一の欠点は重馬場が苦手とのことだが、蹄鉄などを利用することで十分弱点を補うことができるだろう。

次の予定は、まだ未定とのことだが、来シーズンのGT戦線へ向けて、準備を着々と進めているようだ。

接戦!2歳女王決定戦!

12月第2週、阪神競馬場では2歳牝馬の頂点を決める阪神JFが行われ、『ジュベルナイルフィ』(シミュレーション氏所有)が後方から差し切って勝利。2歳女王の座を勝ち取った。

快晴の中で行われたレースは、序盤から『チックフウジン』(べっく氏所有)がハナを切り、ジュベルナイルフィは後方を追走する形となった。直線に入ると『ディモルプレ

イス』(ディモル氏所有)がハナを奪い、持ち味の瞬発力を発揮するが、ゴール直前で内から『ポラリスエース』(ザリオ氏所有)、外からジュベルナイルフィが差し脚を武器に襲い掛かる。3頭による叩き合いとなった結果、ゴール板を通過した時にはジュベルナイルフィがハナ差で勝利していた。

「最後までどちらが勝ったのか、全くわかりませんでした。一瞬も油断できないレースでしたが、最後まで諦めずに馬の力を信じて走りました」と話すももた騎手。一方2着に敗れたディモルプレイスの手綱を取ったスカイ騎手は、悔しさをバネに来シーズン勝利を狙いたいと話してくれた。

帰厩後すぐに放牧することとなったジュベルナイルフィ。レース直後は牧場でゆっくり休み、元気にカイバをペロリと平らげたとのこと。脚元も丈夫なようだ。直線での勝負根性を武器に見事勝利したジュベルナイルフィに、来シーズンも期待したい。

ジュベルナイルフィ