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Live!スポーツ 東京版 第18号

ドバイで、再び!

モコナトゥインクル 世界の頂点に輝く

ドバイへの道のり!

今シーズンも熱砂の地に世界の強豪が集った。3月第5週、ドバイワールドCがナド・アルシバ競馬場で行われ、『モコナトゥインクル』(ファイ氏所有)が勝利。前回の屈辱を晴らして、世界の頂点に輝いた。

デビュー以来5戦連勝でGT制覇を成し遂げたモコナトゥインクルであるが、昨シーズンの川崎記念から、ライバル『ラシエルダンサー』(蒼い空氏所有)との激戦が繰り広げられた。川崎記念では、最後方からラシエルダンサーをかわして勝利したが、昨シーズンのドバイワールドCでは、ラシエルダンサーの前に2着に敗れた。その後、BCクラシック、ジャパンカップダートを制して迎えた東京大賞典で、モコナトゥインクルが最後に末脚を繰り出して勝利した。

そして迎えた今回のドバイワールドCは、モコナトゥインクルにと

って最後のレースとなった。レースは最後の直線で大きく動いた。中団に位置していたモコナトゥインクルが一気に末脚を爆発させ、先頭に追いつくとそのままの勢いで駆け抜けてゴール板を通過した。

「念願のドバイで最高の結果を出すことができてよかった。昨年とは違う状態でしたが、世界を舞台に気持ちよく走ることができてよかった」と語る黒鋼騎手。今回のレースで引退することとなったが、これからは種牡馬として活躍が期待されている。

2歳馬、続々!

桜が咲き、今シーズンも牧場でスクスクと育った2歳馬たちが、勝利をめざして調教を受け始めている。今回も注目の2歳馬を紹介しよう。

はじめに紹介するのは『マックスバルク』(ちょっと氏所有)。瞬発力やスピードの持続能力が高く、最後の直線で豪快に差しきるレ

ースを見せてくれそうだ。特にダートのコースではその力を遺憾なく発揮してくれそうだ。

次に紹介するのは『ポピュラーティニー』(拳氏所有)。おとなしい性格からは想像できないほどのスピードと瞬発力の持ち主で、芝の短〜中距離で活躍してくれそうだ。

最後に紹介するのは『ティンカーヴェル』(みっこ氏所有)。全体的にバランスのとれた能力の持ち主で、芝・ダートともに、短・中〜長距離まで幅広いレースで活躍してくれそうだ。

今シーズンは他にも素質の高い2歳馬が続々登場している。パーフェクトと言えるほど全体的な能力が高い『ハツコイノイロ』(あおき氏所有)。芝の短〜中距離で活躍してくれそうな『ディーアイセンター』(ZEPH氏所有)。今シーズンの2歳馬戦が楽しみである。

マックスバルク / ポピュラーティニー / ティンカーヴェル