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Live!スポーツ 東京版 第17号

名馬が築く千夜一夜物語!

ラシエルダンサーがドバイワールドCを制す!

灼熱のドバイワールドC!

3月第5週、世界の強豪が集うレース・ドバイワールドCがナド・アルシバ競馬場で行われ、『ラシエルダンサー』(蒼い空氏所有)が世界の頂点に輝いた。

デビュー以来順調に勝利を収め、JBCクラシック・ジャパンCダート・東京大賞典など、GTレースを次々と制覇してきたラシエルダンサーであったが、シーズン明けの川崎記念で思わぬライバルと出会う。『モコナトゥインクル』(ファイ氏所有)である。最後方に待機していたモコナトゥインクルが最後の直線で一気に末脚を爆発させ、ラシエルダンサーを抑えて勝利したのである。

川崎記念で激戦を繰り広げた2頭がドバイワールドCに出走するということで、レースに注目が集まった。レースは意外な展開で始まる。これまで後方からの差しを得意としてきたモコナトゥイン

クルがやや先行する戦法を取ったのである。そして最後の直線、2頭が激突する!経験と実績のラシエルダンサーか、新星のモコナトゥインクルか。結果はラシエルダンサーがモコナトゥインクルを抑えて、見事世界の頂点に輝いた。

スプリント王決定戦!

一方、日本では春のスプリント王決定戦が繰り広げられていた。3月第5週、高松宮記念が中京競馬場で行われ、『リョウジュエリー』(遼介氏所有)が見事スプリント王に輝いた。

最後の直線について「差されない自信があった」と話す昂陽騎手。レース後半は『ルリマツリ』(パンゲア氏所有)が最後方からぐんぐん追い込んでくるという展開であったが、リョウジュエリーの能力には一歩及ばなかったようだ。

デビュー以来、一貫して1200mのレースに出走し、次々と勝利

を収め、昨シーズンのスプリンターズSに続いて2度目のGT制覇となった。

期待の2歳馬特集!

新シーズンを迎え、オーナーの期待を背負った2歳馬達がスクスクと成長している。今回も注目すべき期待の2歳馬を紹介しよう。

最初に紹介するのは『レディアルシラート』(ぼっこ氏所有)。とてもおとなしい性格で、ゲートでも落ち着いてスタートを切ることができそうだ。苦手としている重馬場を克服し、GT戦線でぜひとも活躍してもらいたい。

次に紹介するのは『アキュレイザー』(マサキヨ氏所有)。疲れ知らずと言われるほどのスタミナと誰にも負けない精神力を持っており、中〜長距離でその能力を遺憾なく発揮してくれるだろう。

最後に紹介するのは『ボニーズキッチン』(ゆーろ氏所有)。父はクロフネ。驚異的なスピード能力の持ち主で、直線で並んだら負けない勝負強さを持っている。特に芝の中〜長距離で活躍が期待されている。

レディアルシラート / アキュレイザー / ボニーズキッチン