8月以降4連勝!11月1週に東京競馬場で行われた天皇賞(秋)は、3番人気の『エランドール』(あやぱん氏所有)が好位からのいい脚を活かして見事優勝。8月の札幌記念から神戸新聞杯、秋華賞と続いてきた連勝を4に伸ばした。 エランドールは、スタートから『アリアインサイド』(アンタレス氏所有)、『キョウエイマーチ』(システム馬)らと前方でレースを進める展開。直線に入ってから前を行くアリアインサイドを追いかけスパート。ラスト200m付近でアリアインサイドをかわすと、そのままゴールへなだれ込んだ。この4連勝をずっと鞍上から見てきたあやぱん騎手はレース後に、「アリアインサイドが気になっていたんで、そこの動きだけ注意して見てました。あとゴーサインを出すタイミング、この馬は伸びが続くんで焦らずためることだけ考え |
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ていました」と話した。皐月賞馬アリアインサイドとは、前走の秋華賞でも接戦を演じただけに、あやぱん騎手も気にしていた様子。それでもきっちり自分のレース運びをやりきるあたりが、連勝中の馬の強さといったところか。 次の出走を含め、今後の動きにはぜひ注目していきたい。 混戦の菊花賞を制したのは?10月4週に京都競馬場で行われた菊花賞、3000mという長丁場で、“最も強い馬が勝つ”と言われるこのレースを制したのは、6番人気の『フレンチメグル』(フレンチ氏所有)だ。 大外15枠からのスタート後、そのまま後方外側に待機。後ろからじっくりと戦況を見つめる得意の形に持ち込む。第4コーナー途中ですぐ内側を走る『マンモスラッキー』(えっちまん2氏所有)が飛び出したのをきっかけに、フレ |
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ンチメグルにも合図が出され、前へと位置を上げていく。前方ではスタートから先頭を引っ張っていた『ルーズインサイド』(アンタレス氏所有)が、ほぼ同じタイミングでギアをトップに入れる。ラスト200m外から追いかけるフレンチメグルと内から逃げるルーズインサイド、もう届かないかと思われた瞬間フレンチメグルが最後の伸びを見せ、ほぼ同時にゴールへ。決着は写真判定に持ち越される。レースの興奮冷めやらぬ中、電光掲示板にアタマ差でフレンチメグルの勝利が表示されると、スタンドからは大きなどよめきが起こった。
オーナーのフレンチ氏に初のGT勝利をプレゼントしたフレンチメグル。今後GT2勝目3勝目を目指し、これからも陣営と馬との2人3脚は続いていきそうだ。