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Live!スポーツ 東京版 第9号

天皇賞・春 2連覇!

春の盾はリョウハリケーン

淀にリョウハリケーンあり!

春の盾は2シーズン連続で『リョウハリケーン』(遼介氏所有)が勝ち取った。直線で逃げ切りを計る『クニヤントムトト』(国やん氏所有)を鋭い末脚で捕らえると、勢いのままゴール板を駆け抜けた。

同馬は、昨シーズンの天皇賞・春でG1初勝利を挙げるが、その後、愛セントレジャー、有馬記念と2つのレースに出走するものの、勝ち星は挙げられなかった。年明け以降もダイヤモンドS、阪神大賞典に挑戦するが、4着、2着と勝ち星には恵まれることは無く、一部のファンの間では、昨シーズンの天皇賞・春の勝利をフロック視する者も現れた中での勝利であった。「この勝利まで1年がとても長かったように感じます。1年間、私自身悔しい思いをしてきましたし、馬も同じ気持ちでいたでしょう。だからこの勝利

は私たちにとって大きな勝利です」と主戦の遼介はコメントした。リョウハリケーンにとって最強ステイヤーへの道は、まだ始まったばかりである。

マイルCはサルアフロゴールド

3歳マイル王決定戦、NHKマイルCは単勝11番人気の『サルアフロゴールド』(ボスザル氏所有)がレコードを叩き出し勝利した。この勝利でボスザル氏はG1初勝利となり、晴れてG1馬主の仲間入りとなった。

ニュージーランドTでは、不良馬場が影響し5着と惜敗。課題が多く残るレースとなった。本番も生憎の雨で馬場状態はやや重となるが、課題を克服した価値ある1勝となった。「正直言いますと、不安でした。でも、前回の反省を克服すれば勝てると思っていましたから意識を高く持ってレースに挑みました。ゴールの瞬間は嬉しくて泣きそうでしたよ」 と鞍上の先

行上手はコメントしている。表彰式で陣営一同の笑顔が印象的だった。

サルアフロゴールド

5連勝!クロヒメインサイド

『クロヒメインサイド』(アンタレス氏所有)が止まらない。昨シーズンのJBCクラシックで自身のG1初勝利を挙げると、そこから東京大賞典、フェブラリーSを含む砂のG1レース4連勝。そして今回のかしわ記念を勝利し、砂のG1レース5連勝を飾った。

レースは、直線で早めに抜け出すと、そのまま他を寄せ付けない走りで女王の貫禄を見せ付けた。クロヒメインサイドの血統を見ると、父にフェブラリーSを勝利している『バトルインサイド』(星屑氏所有)、母に自身が所有するケンタッキーダービーの勝利馬『ラブインサイド』と超良血馬のようで、同馬の強さには父と母の影響もあるようだ。この血統を武器に世界への挑戦している姿を見てみたい。