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Live!スポーツ 東京版 第8号

ジャパンカップダートを制す

ピースフルデイズが砂の頂点に!

ドバイまでの道が見えた!?

12月1週に東京競馬場で行われたジャパンカップダートで、『ピースフルデイズ』(清氏所有)が見事GT初制覇。9月のダービーグランプリでの悔しさを力に見事栄冠に輝いた。

レースは、スタート直後から『アルダーストライク』(うは氏所有)と『アリスゲーム』(あやぱん氏所有)の芦毛の2頭が引っ張る展開。一方差しを得意とするピースフルデイズは12番手と後方で様子を伺う。レースが動いたのはラスト400m手前、ピースフルデイズが徐々にペースアップし先頭集団をとらえるが、残り200mでまだ前には『ブルーチャンプ』(よしや氏所有)とアリスゲームの2頭が先行する状態とゴール前までもつれ込んだ接戦は、最後の一伸びで飛び込んだピースフルデイズが、ハナ差でブルーチャンプを抑えゴール。ダート王の称号を

手に入れた。

デビュー以来ダート一筋で走り続けたピースフルデイズ。ダービーグランプリでは2着と残念な結果に終わったものの、マーキュリーC・浦和記念と夏以降順調に戦績を残してきただけに、今回のレースにかける意気込みは相当なものであった。スピードとスタミナを兼ね備え、さらに今回のレースではゴール前の競り合いを制し、大舞台での経験も積むことができた。今回の勝利をもって、まさに満を持して“砂の王者”へ君臨といったところだ。

今後、ピースフルデイズの視線はもはや国内のみならず、海外までをとらえているのかもしれない。東京大章典・フェブラリーステークスから、3月最終週のドバイワールドカップまで続く“世界のダートチャンピオン”への長い道のり、これからも砂の王者の挑戦は続いていく。

2歳女王はレディルーラー!

2歳牝馬最強を決める阪神ジュベナイルフィリーズが12月2週に阪神競馬場で行われ、1番人気の『レディルーラー』(みっこ氏所有)が、爆発的な末脚で2着に2馬身差をつけ優勝。新潟2歳S・デイリー杯2歳Sに続く2歳馬レースを制し、世代初のGT馬という栄誉を手にした。

「あの末脚には乗っている僕でさえワクワクしますね。土壇場であの力が出せるところがこの馬のすごいところです。今後もぜひ一緒に戦っていきたいですね」とジギー騎手が話すとおり、スピード・スタミナの素晴らしさに加え、2歳馬には珍しく競り合いを厭わない精神力があるだけに、今後のクラシック戦線での活躍が期待されるところだ。現在、次の出走はまだ予定されていないが、春の桜花賞以降の戦いも含め今後のみっこ氏陣営の動きには要注目である。

レディルーラー