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Live!スポーツ シャティン版 第28号

またしても波乱演出

スバーレダイオー 川崎記念を制す!

国内GT初勝利

シャティンの穴馬党にはすっかりおなじみ、『スバーレダイオー』(ダイオー氏所有)がシーズン最初のGTとなる川崎記念で勝利し、大波乱を巻き起こした。

「いや〜、やっちゃいました。本当にびっくりしていますよ。内も外も前に行きたがっていたみたいなので、しばらく控えてみたんですけど、最後は前に行こうとしてた馬がちょっとバテちゃったみたいで、こっちの馬にはまだ手応えがあったのであれよあれよって感じでした。スタンドからは『空気読め!』みたいなことも言われましたけどね。ハハ…」今回手綱を取ったびっくり騎手は、驚きの表情で話す。

昨シーズンはシンガポール航空国際カップ、愛チャンピオンSをしんがり人気で制し、波乱の万馬券を演出した立役者として一躍有名となった。前走の香港カップで

は2番人気で勝利したものの、不安定な走りを見せることも多く、信頼度が上がらず低人気になるケースが多い。

今回は手綱を取らなかったが、スバーレダイオーの主戦騎手であるすっげー騎手も驚嘆を隠せない。「すごいじゃないですか。レース見ながら思わず『スッゲー!』って叫んじゃいましたよ!僕が乗るときもあれくらい安定してくれてればいいんですけどね。まぁあの不安定さこそ、スバーレダイオーの魅力なのかもしれません」と笑う。

海外でGT3勝を挙げていたスバーレダイオーだが、国内のGTレースはこれが初勝利。「次も波乱を見せますよ」と不敵な笑みを浮かべるダイオー氏の視線の先は、どこを向いているのだろうか。

シャティン2歳馬情報局!

新シーズンを迎え活気づくシャティンサーバー。今回は今シーズ

ンや来シーズンに活躍しそうな期待の若駒を2頭紹介しよう。

最初に紹介する馬は、インヴァソール産駒の『インヴァオールス』(アルコバレーノ氏所有)だ。「この馬が、今シーズン我が牧場が期待している一頭です。どうです、筋骨隆々のこの馬体。惚れ惚れするでしょう?重賞クラスなら狙っていけると思いますし、それ以上いけるかもしれませんね」と嬉しそうに話す牧場長の柏木。

次に紹介する馬は、エルコンドルパサー産駒の『イチサン』(風魔の小太郎氏所有)だ。「普段は大人しい馬ですが、闘争心は旺盛です。脚のバネも強そうですし、キレのある末脚で豪快なレースをを披露してくれるんじゃないでしょうか。成長も比較的早そうなので、来シーズンの重賞戦線が楽しみです。きっと活躍しますよ♪」と笑顔でコメントする厩務員の川村。

インヴァオールス / イチサン