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Live!スポーツ シャティン版 第24号

シーズン最初のGI競走

川崎記念を制したのはアルファラリー!

古馬ダートチャンピオン

1月第4週、シーズン最初に行われるGI競走川崎記念を『アリファラリー』(圭佑氏所有)が勝利し、ヴェルメイユ賞に続きGI2勝目を挙げた。

天候はあいにくの曇り空で、馬場の状態は稍重。まだ1月で風を防ぐ遮蔽物も少ないという状況もあり、観客は寒さに耐えながら出走を待つ。幸いにも滞りなくゲートインが完了し、レースがスタート。ハナを奪ったのは『ラックオブプリンセ』(麻希子氏所有)で、そのすぐ後ろに4〜5頭ほど固まって先頭集団を形成する。その外側、先頭から4番手付近にアルファラリーは位置取る。そのまま膠着状態でレースは進行するが、第4コーナーを回って最後の直線に入った所でレースが動く。アルファラリーがスパートをかけ、残り350メートルの所で1馬身程飛び出しトップを奪う。後方からそう

はさせまいと『ダーティスクエア』(ランフォアローゼス氏所有)などが必死に追い上げる。しかし、ダーティスクエアなどの激しい追走もアルファラリーには届かず、そのままアルファラリーが先頭でゴール板を駆け抜けた。

アルファラリーは、前述したとおりヴェルメイユ賞で1着、凱旋門賞でも4着と好成績を残しており、今回の川崎記念で初のダートGIタイトルを手にした。芝・ダート共にその実力が発揮できると実証されたアルファラリーの今後の活躍に期待しよう。

期待の2歳特集!

ここシャティンサーバーも新シーズンを迎え、各オーナーの元で2歳馬がすくすくと育ってきている。今Sにデビューを迎える新しい競走馬の中で、GI戦線などで活躍する可能性を秘めた期待の競走馬を紹介しよう。

まず最初は、サクセスブロッケ

ンを父に持つ『ブロボーイ』(ケアル氏所有)を紹介する。父と同じくダートを得意としているようで、距離に対する適性も良く似ている。非常に負けず嫌いな性格をしており、他馬に対して剥き出しの闘争心を見せる。若干スタミナに難があるようだが、他の能力や調教で十分にカバーできるだろう。まだまだ入厩は先との事なので、これからの成長と活躍に期待しよう。

次に紹介するのは『カレンナガァール』(ソラノ氏所有)だ。サッカーボーイ産駒であり、父譲りの強烈な瞬発力を秘めている。大きな弱点も見当たらず、キレのあるスピードでターフを駆け抜けていくことだろう。唯一気になるのは成長が遅い点だが、育ちきれば間違いなく牡馬顔負けの活躍を見せてくれるだろう。

ブロボーイ/カレンナガァール