スタートから先頭を守る

秋の３歳女王を決めるレース・秋華賞が、１０月３週に京都競馬場で行われた。この戦いを制したのは『パイパーエドシック』（びゅー氏所有）だ。

パイパーエドシックはスタート直後から先頭に立ちレースを支配。途中１度『ニジェラ』（アルテマ氏所有）にトップを譲ったものの、それ以外は終始先頭を走り続け、そのまま１着でゴール板を通過した。完勝ともいえる出来に、鞍上のびゅー騎手も「強かったね。秋華賞みたいな大舞台になると、普通思い通りのレース運びはできないんだけど、それをきっちりやってくれたからね。本当に強いですよ」と、ただただパイパーエドシックを褒めるのみ。

父に、４シーズン連続でリーディングサイアーに輝いた『サイスキー』（サイボーグ氏所有）を持ち、スピード・スタミナなどその才能

を存分に引き継いでいるだけに、今回の勝利も決してまぐれではない。むしろ、３歳女王として今後のレース出走にも期待が高まるところ、本紙もぜひ注目していきたい。

短距離王はサンポージャガー

下半期短距離ナンバー１を決めるスプリンターズＳが１０月１週に中山競馬場で行われた。電撃の６ハロン戦とも称されるこのレースを制したのは、１番人気の『サンポージャガー』（ユミ氏所有）だ。ゴール前『プラチナミリアリア』（プラチナ氏所有）との競り合いに勝ち、１／２馬身差でを収め、優勝賞金９４００万円を手にした。

持ち前の瞬発力を活かし、２月のデビュー戦から８戦７勝、連対率１００％の好成績を誇るサンポージャガー。主戦の芝芝騎手との相性も良く、ここまで順調に結果を残してきた。これからは追う立