競馬伝説Live!

Live!スポーツ

Live!スポーツ シャティン版 第7号

ジュララグルーヴ 安田記念を制覇!

確固たる成長

次の展開は?

春のマイル王決定戦・安田記念は、桜花賞馬『ジュララグルーヴ』(トモモ氏所有)が制覇した。この勝利で自身のG1レース勝利数を3勝目とするとともに、改めて3歳牝馬世代のレベルの高さを見せた。

1枠2番のスタートから終始内に待機し追走。直線に入ると内から強烈な末脚を繰り出しそのままゴール板を駆け抜けた。

同馬はこれまで阪神JF、桜花賞を勝利。同世代の牝馬タイトルを欲しいままにしてきた。ファンは当然、桜花賞勝利後にオークスへの挑戦を期待したが、陣営は桜花賞後に英2000ギニーへの挑戦を発表する。本紙は、この理由として「距離の問題を考慮した結果」と考えている。

結局、初の海外挑戦となった英2000ギニーは5着に終わり、苦い経験となったが、世界の壁を知

り、大きく成長した遠征となったであろう。主戦の大橋は、レース後のインタビューで「強かったですね。あれが世界との壁ですね。でも、僕たちにとって収穫の多い遠征でしたよ」とコメントしている。

帰国後初戦となった安田記念の勝利で、ファンはその確固たる成長を確信した。「少し不安があったのですが、遠征で得た経験が生きた勝利だと思います。あの遠征から自分自身と馬は大きく成長できたと確信しています。秋に向けてこれから更なる成長を、ファンの皆様にお見せできるように精一杯がんばります」と、主戦の大橋はコメントしている。喜びの中に漲る自信が現れた勝利騎手インタビューとなった。今後の展開が楽しみである。

世代の頂点

「日本ダービー」日本でこの世に生を受けた競走馬の最大の目

標である。このレースを制覇することは、関係者にとって大変名誉なことである。

今シーズンは、10番人気の『オオパルー』(白鳥飛来氏所有)が直線で大外から豪快な末脚を伸ばしてこのレースを制し、世代の頂点に君臨した。

青葉賞で3着に滑り込み、ギリギリで夢への挑戦権を獲得したオオパルーの激走に、駆けつけた観客は驚きを隠せなかった。

この勝利は、オーナーにとっては初のG1制覇。今までのいばらの道に花を咲かせた、まさに感無量の胸中だろう。関係者一同に、拍手を送りたい。

オオパルー

新素材!2歳馬特集

いよいよ今シーズンも新馬戦がスタート。来シーズンのクラシックに向けて走り出した。

その中で、本紙イチ押しの2歳馬『ネピアヌービー』(ちりし氏所有)を紹介。バランスの取れた理想的な馬体を持っている模様で、特に注目すべき点は一瞬の切れ味とそのスピードだろう。芝、ダート両方での活躍を期待してもいい。