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母娘２代の秋華賞馬３歳牝馬決戦の締めくくりとなる秋華賞。秋の気配漂う京都競馬場で開催されたこのレースを制したのは、ここまで無敗で勝ち上がってきた１番人気の『サイスキル』（サイボーグ氏所有）だ。 いつものように積極策で前を行く競馬を展開しつつ、道中は折り合って２番手をキープ。４コーナーを回って先頭に立つと、大外から猛然と追い込んできた重賞３勝馬『エイティーン』（服部颯士氏所有）を振り切り、ゴール板を駆け抜けた。 デビューは今シーズンの８月。陣営がこの馬のデビューに選んだのはダート戦だった。デビューしたての馬とは思えない仕上がり具合で、未勝利戦・条件戦を立て続けに圧勝すると、陣営はすぐさま重賞挑戦を決意。１番人気で迎えた新潟記念では、重賞初挑戦・芝コース初挑戦の不安材料を | |
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吹き飛ばすような快勝で、一気に表舞台で名を上げた。今回初挑戦となるＧⅠの舞台でも、無敗の秋華賞馬誕生を期待するファンの後押しもあって、１番人気に推された。この期待に見事に応えてくれるところが、実にこの馬らしい。 両親の血筋もかなりの良血だ。父はあのアグネスデジタル、母はかつてこの秋華賞・そして天皇賞（秋）を無敗で制した、同氏所有の『サイスキート』。歩んだ蹄跡は違うものの、同じＧⅠレースを無敗で制した勢いは母譲りのものだろう。 かつてサイスキートの主戦を務め、今回のレースでも騎乗した００９騎手は、「お母さんに似て、とても乗りやすい。きちんと言うことを聞いてくれる素直な性格だよ。もしかするとお母さん以上の大物になれるかもしれないね」と話す。大物として名を馳せた母を超える日は来るのだろうか。今 |
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後も注目していきたい。
砂のマイル戦で大波乱！
地方交流ＧⅠ・南部杯では、１１番人気『ゴーショウグン』（ＨＫＳ氏所有）が、先に抜け出した８番人気『ユウマブレイヴ』（たちゅたちゅ氏所有）をアタマ差で差し切り、ＧⅠ初勝利を飾った。単賞１４１０円・馬単２９５６０円の配当となり、場内にはどよめきが起こった。
まさに予想外の出来事だったと言わざるを得ない。ゴーショウグンはデビュー後、安定した成績を収め続け、ユニコーンＳで重賞初勝利をあげたものの、ＧⅠ初挑戦となったジャパンダートダービーでは大敗を喫している。休み明けとなった前走は初めて芝コースのレースに出走するも、最下位に沈んだ。
しかし、何が起こるか分からないのが競馬だ。ＪＤＤや前走で大敗したのが嘘のような素晴らしい激走を見せ、勝利を掴み取ったゴーショウグンの力に、何か底知れないものを感じるレースだった。次走も激走を見せて欲しいものだ。
