叩き合いの接戦制す！

春の競馬シーズンで賑わう６月２週の東京競馬場では、春のマイル最強馬決定戦に位置付けられる安田記念が開催され、マイルＣＳ等のマイル戦で多くの好成績を挙げている、『グレイクロス』（ドレッド氏所有）が勝利。マイル最強馬の栄冠を勝ち取った。

レースでは、スタート直後から内ラチ沿いの好位置に陣取り、安定した走りで道中を進んでいくグレイクロス。これに合わせるように１０番『ソルティドッグ』（ビンゴ氏所有）が、一頭挟んで横を走り、お互いを牽制し合う様に火花を散らす。勝負を決める最後の直線、先に仕掛けたのはグレイクロス、これに合わせてソルティドッグもスパートをかける。両者一歩も譲らぬ叩き合いの攻防戦を繰り広げたが、ゴール直前でソルティドッグが失速。最後まで伸びきったグレイクロスが２ハロンのデッ

ドヒートを制した。

「今日のレースは、運よく枠番も良かったし、グレイクロスがしっかりと指示を聞いてくれたので、余裕を持ったレース運びが出来たと思います。まぁ、最後はかなり接戦になったので気は抜けなかったですけど、少し早目に仕掛けたのが大正解でした。スピードに乗って何とかかわしきる事が出来ましたけど、ソルティドッグもすごく良い走りでしたね。また今度一緒に出走してみたいです」とコメントする主戦騎手のブレッド。

壮絶なデッドヒートを繰り広げたグレイクロスとソルティドッグ。両者は、共にマイル戦を得意としているので、今後開催されるレースで再び相見え、壮絶な闘いを魅せてくれるだろう！

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