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Live!スポーツ 札幌版 第19号

3歳ダート王決定!

JDダービーはクラックヘッドが制覇!

2馬身半差 余裕のゴール!

7月の2週目、地方競馬場では春の3歳ダートチャンピオン決定戦に位置付けられるジャパンダートダービーが開催され、7番人気のケンタッキーダービー馬『クラックヘッド』(LS氏所有)が、2着馬を大きく引き離し快勝した。

好枠からのスタートで中団内めに位置取ったクラックヘッドは、道中は無理なく控える形で脚を溜める。4コーナーを回り、先頭の『ミラクルシャトー』(ヤマチャン氏所有)の走りが衰えてきたのを見逃さなかったクラックヘッドは、馬群を割って前へ出ると、溜めていた脚で一気にミラクルシャトーを差し切った。

主戦のトロ騎手は、「今日は前走の反省をふまえて、意識的にいつもより溜める競馬をしてみました。序盤からうまく流れに乗って、自分のペースを守る感じで。道中は折り合いもついたし、溜め

ていた分直線でしっかり伸びてくれて良かったです。まだまだ走りに気になるところはありますが、段々調子も上がってきているので、今シーズンは勝ちに行けると思います」とコメントした。

これでGI2勝目となるクラックヘッド。レースを重ねるごとに確実に力をつけてきており、今シーズンのダート王に名乗りを上げるのもそう遠くないだろう。

期待の2歳馬特集!

新シーズンも半ばに入り、新馬戦が始まっている札幌サーバー。既にデビューしてめきめきと頭角を現してきている馬もいれば、これからデビューするために日々鍛え上げられている馬と様々だが、それらの中で、来シーズンのGI戦線で活躍してくれそうな2歳馬を紹介しよう。

1頭目に紹介する馬は、父にアグネスタキオンを持つ『ライムデプリンセス』(立崎来夢氏所

有)だ。人懐っこい性格が調教師から評判がいい。若干体力に不安があるが、それ以外は文句なしの逸材。特にスピード・瞬発力・パワーが優れており、その能力の高さは、今シーズン誕生した他の2歳馬達に比べて飛びぬけている。弱点を補うことが出来れば、力強い走りでターフを駆け抜ける姿を、来シーズンのクラシック戦で見ることが出来るだろう。

2頭目に紹介する馬は、ロジユニヴァースを父に持つ『サクラノハナカゲ』(ライムライト氏所有)だ。大物を感じさせる、艶のある美しい鹿毛とバランスの取れた好馬体だ。この馬は、他馬との激しい競り合いに負けない勝負根性を持っており、直線で際立つ末脚も素晴らしい。成長が早いので、しっかりと鍛え上げれば2歳馬のうちから活躍が期待できるだろう。主に芝の短距離を得意とするようだ。

ライムデプリンセス / サクラノハナカゲ