怒涛のタイムレコード！

３月第５週、中京競馬場で高松宮記念が行われた。この１戦を、『ヴィッテルルジェ』（ヤマチャン氏所有）が芝１２００ｍのレースレコードと並ぶ１：０５．５秒で見事に勝利した。

レースの勝敗を決定付けたのは、最後の直線で生まれた僅かな「間」だった。この僅かな間を突き、ヴィッテルルジェが一気に駆け抜けた。同レース２着の『フォレマスティマ』（ふぉれ氏所有）も必死に食らい付いたが、ヴィッテルルジェの凄まじい瞬発力と末脚の前には及ばない。１馬身以上の差を付け、トップスピードのままゴール板を通過した。

「ヴィッテルルジェの脚力と私の瞬時の判断がこのレースを勝利出来た要因だと思っています。短距離は一瞬の駆け引きで勝負が決まります。この感覚を忘れずこの先も良い成績を残せるよう頑

張ります」と、主戦騎手の錬金術師騎手はレース後に自信を持った表情で語った。

ヴィッテルルジェはデビュー以来７勝（うち重賞３勝）している。前走はフェブラリーＳで勝利を収めている。芝・ダート両方で素晴らしい成績を残す名馬だ。

現在の所、次の出走は決まっていないが、予想ではヴィクトリアマイルに出走してくるのではないかと思われる。このレースに勝利すれば短距離最強牝馬の栄冠は揺るがないだろう。この名馬がこの先どんなレースを見せてくれるか注目しよう。

期待の２歳馬特集！

今シーズンの生産ラッシュも落ち着きを見せ、素晴らしい能力を持った２歳馬達の情報が続々と寄せられている。中でも今後の札幌サーバーの競馬を賑わすであろう２頭を紹介しよう。

まず紹介するのは、『ネイルテ