悔しさを胸に！

７月第４週、欧州最高峰のレースとして知られるＫジョージ＆ＱエリザベスＳがアスコット競馬場で開催され、『マックスギア』（ちょいアレな神様氏所有）が見事な差しきりで勝利した。

唖然とさせる強さであった。中団から外を回って、直線で一気に突き放す走りで勝負を決め、圧倒的な強さを見せつけた。マックスギアはこれまで１２戦１１勝という成績を残し、昨シーズンの競走馬ランキング１位を取った実力馬である。そんなマックスギアが唯一勝ち取ることができなかったレースが昨シーズンのＫジョージ＆ＱエリザベスＳである。後方待機策を取ったマックスギアであったが、最後の直線で進路を塞がれて、先行していた他馬を追い込むことができず、４着に終わった。そんな屈辱を晴らすべく挑んだ今回のレースでは、序盤から中団

に位置し、最後の直線で得意の瞬発力を見せて、先頭に踊り出ると一気に他馬を突き放して勝利した。

「強いと思っていたけれど、本当に強かった。楽に行くことができたし、最後の直線で差し切る自信があった」と話すハンナ騎手。海外遠征が続き、精神的に疲労が溜まっている様子であるが、次のレースへ向けてリフレッシュして、また活躍する姿を見せて欲しい。

新馬戦で活躍！２歳馬情報！

今シーズンもオーナーの期待を背負った２歳馬が新馬戦で頭角を表し始めている。今回は特に注目が集まっている２歳馬を１頭紹介しよう。

７月第４週に行われたマリーゴールド賞を制した『クシロモミジ』（クシロキング氏所有）。牧場では気性が荒く、柵を飛び越えるほどのやんちゃぶりを見せていたが、ここ最近は落ちつきを見せて