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Live!スポーツ 札幌版 第13号

ダート戦に緊急参戦!

ステッコハートゥ JDダービーを制す!

波乱に満ちた道のり

7月第2週、砂の強豪達が集うジャパンダートダービーを『ステッコハートゥ』(罠氏所有)が制した。

ステッコハートゥにとって、はじめてのダート戦ということで、どのようなレース展開になるか予測がつかず、不安の中でのスタートとなった。レース序盤は好スタートを切り、先頭に並ぶと力強く走り続けた。最後の直線では得意の瞬発力をフルに発揮し、先頭で並んでいた強豪馬をグングンと引き離す。ゴール板を通過した時には、2着に1馬身差をつけて勝利していた。

今回のJDダービーで引退することになったステッコハートゥであるが、これまでの道のりは波乱に満ちたものであった。3月第1週のすみれSでは、最強のライバル『ルーンレイン』(ライムライト氏所有)と出会う。後方から桁外れ

のスピードとパワーで襲ってくるルーンレインであったが、ステッコハートゥが逃げ切るように勝利。4月第3週の皐月賞はこの2頭が出走することで注目が集まり、今度はルーンレインが最後の直線で追い込み勝利した。ライバルに破れ、惜しくもGT制覇を逃したステッコハートゥであったが、その後NHKマイルカップで初GT制覇を成し遂げ、今回のレースで2回目のGT制覇となった。

「ダートでも問題なく力を発揮することができました」と話すもげ騎手。最後のレースにダートを選んだことが、吉と出るか凶と出るか、大きな賭けであったが、見事ダート戦で有終の美を飾ることが出来た。

2歳馬、続々!

来シーズンのGT戦線で活躍すべく、期待の2歳馬達が新馬戦で頭角を表し始めている。今回も来シーズンのGT戦線で活躍して

くれそうな注目の2歳馬を紹介しよう。

最初に紹介するのは『レオエース』(LEGACY氏所有)。とてもおとなしい性格で、いつでも落ち着いてレースを運ぶことができそうだ。特に最後の直線では得意の瞬発力で豪快なレースを見せてくれそうだ。同氏が所有する『マーメイドウインク』『プレシャスラバー』にも注目が集まっている。マーメイドウインクは力強い馬体の持ち主で、パワーと根性で勝負するタイプの競走馬で、プレシャスラバーはスタミナと持続力に長けているようだ。

次に紹介するのは『サーパントプロザリ』(popo氏所有)。気性が良く、レースでは折り合いがつくようだ。短〜中距離が得意なようで、マイル戦での活躍が期待されている。

最後に紹介するのは『キタジユーロ』(北島もぐ夫氏所有)。多彩な能力の持ち主で、その特徴的な脚の運び方は、ダート・短距離・小回りのレースに向いていると言われている。また、レース後でもあまり疲労が溜まらないという疲れ知らずな一面も持っているようだ。

レオエース / サーパントプロザリ / キタジユーロ