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Live!スポーツ 札幌版 第5号

秋競馬へ死角無し

ルビーグラス 新潟で躍進

秋の注目馬

新潟記念は『ルビーグラス』(札幌競馬場氏所有)が制し、デビューから僅か4戦ながら、秋のGT戦線へ名乗りを上げた。レースは直線で『ミスクシロ』(クシロキング氏所有)とのデットヒートの末、ハナ差で勝利となった。「スタート直後から前に行きたがらず落ち着いていましたね。お父さんの影響かわかりませんが、性格が少し荒いところがあるのでレースの度に心配していましたが、ようやく大人になってきましたね。秋も活躍できるはずですよ期待してください」と主戦の悠司はレース後にコメントした。

同馬は、父に『ノーザンダンサー』、母に自身が所有する『スタークリスマス』を持ち、父譲りの卓越したスピードと抜群の根性を持ち合わせ、さらに、底知れぬスタミナも武器のようだ。別紙では「菊花賞への新興勢力」とも呼ば

れているが、果たしてどうだろうか?本紙としては、菊花賞より天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念など、古馬路線の方が、この馬本来の力を発揮できる予感はするだけに、どちらに動くか今後の陣営の動きに注目だ。

才能花開く

夏のスプリント戦キーランドCをレコードタイムで制し、一躍スプリンターズSの有力候補へと名乗りを挙げたのは、『チャコフェイト』(ラグ氏所有)だ。デビューから苦しいレースが続いたが、夏の札幌でようやく才能が開花した。「スタートも悪くなったので良かったです。前走の北九州記念は、この馬の持ち味をまったく発揮できず終わってしまい悔しい思いをしたので、今回勝てて良かったですよ」と主戦の冴羽はコメントした。秋にスプリンターズSに出走している姿が今から楽しみである。

チャコフェイト

仕上がり上々

夏競馬の大一番、札幌記念は『ステッコスター』(罠氏所有)が制し、秋のGT戦線へ仕上がりをアピールした。レースは終始先頭集団に食らい付き、直線で力強く抜け出すとそのまま後続を寄せ付けない走りを見せた。今シーズンは帝王賞でGT初勝利を挙げる活躍を見せ、注目を浴びている。

同馬の血統を見ると、父に『デインヒル』、母に自身が所有する『スターロッチィ』で スッテコスターの武器であるスピードと力強さは父の影響を受けている様だ。デビューが遅めであったことも父の影響を受けている模様。その血脈こそ古馬となった現在も活躍できる秘密なのかもしれない。未だ、芝のGTレース未勝利であることから、秋は芝のGTレースを駆け抜けている姿を見てみたいものだ。