これが歴戦の猛者の競馬だ!12月5週の中山競馬場では、ドリームレース・有馬記念が開催され、ロンシャンワールド屈指の強豪である大泥棒氏が所有する『オケラボンボヤージ』が人気を覆し勝利。6歳古馬の貫禄と意地を観客に見せつけた。 「京都大賞典なんかでは、最後の後一歩が伸びずに悔しい思いをしました。けど、オケラボンボヤージの力はまだあるはずです。そう信じています!今回も人気は低いですが、中山は過去にAJCCで勝っているコースですし、6歳馬のレース経験の豊富さを活かした競馬で一花咲かせてみせますよ!」と真剣な表情でレースへの意気込みを語る大泥棒氏。 レースでは4枠6番からの発走となったオケラボンボヤージ。ゲートが開くと、颯爽と駆け出し馬群最前線の好位で進んでいく。リズム良く道中を進み、4角を回り |
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ながら徐々にスピードを上げると、まずはハナを奪い、そのまま後続を引き離しにかかった。ジワジワ伸びる末脚をフルに使い、残り1ハロンの時点で後続に1馬身の差をつけると、そのままゴールに飛び込んだ。 「やはり経験のあるコースっていうアドバンテージがあったんじゃないでしょうか。道中もリズム良く行けたし、最後もきっちり脚を使って行けましたからね。なかなか勝てないレースが多かったオケラボンボヤージですけど、今回は経験の豊富さを活かしきることができました」と話す騎手の村上慎一。 6歳にして念願のGT、しかも有馬記念を制したオケラボンボヤージ。41シーズンで7歳を迎える同馬だが、ここ3戦はいずれも馬券に絡む安定した走りをしているだけに、まだまだ元気に走ってくれそうだ。 |
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2歳王者決定戦!
12月4週の中山競馬場では、2歳王者決定戦に位置づけられる朝日杯FSが開催され、『コップンカー』(ブリーデン氏所有)が勝利。3歳マイル路線のスターホース候補として注目を集めている。
レースでは、道中で内に包まれていたコップンカーが、最終コーナーを回りながら上手く前を向き、そのまま一気にスパート。キレのある末脚であっという間にトップに踊りでると、他馬を寄せ付けない走りで2歳王者の座を勝ち取った。
「コップンカーは長い距離が得意ではないので、クラシックには出走せずにマイル路線を狙っていきます。まだまだ上積みもあると思うので期待していてください」とオーナーのブリーデン氏。
来シーズンのマイル戦線は激しい戦いになりそうだ。コップンカーが出走するレースは要チェックだ。