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Live!スポーツ ロンシャン版 第25号

人気に応える!

有馬記念はソリッドシルバー!

GT6連勝目!

12月5週の中山競馬場では、年末のドリームレースとも称される有馬記念が開催され、ぶっちぎりで1番人気の大本命『ソリッドシルバー』(ファインテック氏所有)が勝利。競馬界の一年を締め括った。

6枠11番からのスタートとなったソリッドシルバーは、ゲートオープンと同時に軽快な脚で飛び出すと、颯爽とハナを奪う。内ラチ沿いに陣取った同馬は、平均ペースで道中を進んでいく。レースも残りあと僅かとなった最後の直線、他馬より早めに勝負を仕掛けると、数々のGTレースを勝ち取った脚で後続をどんどん引き離す。勢いのついたソリッドシルバーの豪脚にもはや敵はいない。外から『ウルフウーラノス』(ウルフ氏所有)が良い脚で追い上げるが、これを難なくかわし、夢の舞台を制した。

「今シーズンは、6月1週に行われたコロネーションカップ以外全てのレースで勝利してますし、ファンの皆さんの期待も大きい。さらには年末最後のビッグタイトルですからね、絶対に負けられないと思ってましたよ。自慢のロングスパートも披露できたし、今日は言うことなしです。来シーズンもこの勢いでどんどんGTをとっていきますよ!」と自信満々にコメントする主戦騎手のペリコウ。

ソリッドシルバーのデビューは昨シーズン。デビュー三戦目でGUを制覇すると、それ以降の出走レースは全てGT。しかも、8戦7勝8連対と、その成績はまさにモンスター。このモンスターが、来シーズンどのような活躍を魅せてくれるのか期待しよう!

2歳最強馬決定戦!

2歳最強馬決定戦に位置づけられる朝日杯フューチュリティステークスが、12月4週に開催さ

れ、『キュグレ』(ラオケン氏所有)が勝利。鋭く伸びる末脚で、2歳チャンピオンの座を勝ち取った。

レースでは、馬群やや後方からじっくりと道中を進むキュグレ。4角に差し掛かり、グングンとスピードを上げると、前をいく『ヒロザマークツー』(NTヒロ氏所有)を抜き去りゴール板を駆け抜けた。

「うるさい姿も全く見せずにレース前から落ち着いていたし、だいぶ大人になってきた印象ですね。最後の伸びも良かったし、かなり期待できる仔です。来シーズンのクラシックが今から楽しみですね。次も良い結果が残せると思うので応援よろしくお願いします」とコメントする騎手のアタオ。

デビュー戦と、続く500万下のレースでも見せた、レース終盤のキレの良さに定評のあるキュグレ。来シーズンのクラシックでは、さらに成長した彼の姿が見られることだろう。

キュグレ

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