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Live!スポーツ ロンシャン版 第19号

牝馬決戦!

エリザベス女王杯 メチャバージンが制す!

接戦!エリザベス女王杯!

11月第3週、京都競馬場で秋の牝馬決戦・エリザベス女王杯が開催され、『メチャバージン』(あたお氏所有)が勝利。GT初制覇となった。

レースは序盤からメチャバージンが好スタートを切ると好位置に付けて、最後の直線では豪快な末脚を繰り出して先頭をかわした。序盤から中団に付けていた『イージーバウンド』(劉勝明氏所有)が良い脚で追い上げを見せるも、メチャバージンがスピードを落とさずに駆け抜けて勝利した。

「本当に強い馬です。道中は馬のペースを大切にして走りました。直線では先頭をかわす自信がありました」と話すみつあき騎手。メチャバージンはこれまで、優駿牝馬や秋華賞に挑戦してきたが、良い結果を残すことができなかった。今回GT初制覇となり、オーナーや育成スタッフは喜びに

沸いているようだ。

2歳馬の活躍・第1弾!

一方、東京競馬場では京王杯2歳Sが開催され、『ドリルウィード』(TGR50氏所有)がデビュー戦以来の2勝目を勝ち取り、重賞初制覇となった。

予測通りに先行する形を取ったドリルウィードは、終始ペースを乱さずに追走し、最後の直線で一気に瞬発力を発揮した。先頭に出ると、最後方に待機していた『エクスクオリティ』(XYZ氏所有)が外から追い込みを見せてくるが、ゴール板を通過した時にはドリルウィードがアタマ差で勝利していた。

ドリルウィードの特徴は、なんと言っても瞬発力で、直線では圧倒的な速さを見せる。2歳GT戦を控える中、今後の動向にもぜひ注目したい。

ドリルウィード / オオタダライウ

2歳馬の活躍・第2弾!

地方では、兵庫ジュニアグランプリが開催され、『オオタダライウ』(おおただ氏所有)が2歳ダートの重賞レースを制した。

やや重馬場のコンディションとなったコースで、重場馬を苦手とするオオタダライウは、内を嫌うかのように外に付けて中団を追走した。最後の直線に入ると、勢い良く飛び出して先頭に迫る。残り200mで先頭をかわすと、後方に付いていた『ママミカン』(ままさん氏所有)が追い上げを見せて、ゴール直前で2頭による一騎打ちとなるが、最後はオオタダライウがハナ差で競り勝ち、デビュー以来2戦2勝という順調な成績で重賞を制覇した。

オオタダライウは、力強さと差し脚が特徴的な2歳馬である。今後も強みを活かして、ダートの短距離路線で活躍を見せてくれそうだ。