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Live!スポーツ ロンシャン版 第3号

古馬最強馬決定戦!

春の盾を制したのはファイナルコマンド

2度目の正直

5月第1週に行われたGIレース天皇賞を『ファイナルコマンド』(てんてま氏所有)が制し、古馬最強馬の称号を手にした。

前日夜半から降り始めた雨の影響で馬場のコンディションは非常に悪く、不良馬場でのレース経験が少ないファイナルコマンド陣営にとっては不安な立ち上がりだった。

レーススタート直後は前に飛び出さず、最後尾をキープ。得意の差し脚を活かす作戦をとる。道中は『ヒコウブタイ』(激チャリ部隊氏所有)が先行し、遅すぎず早すぎずの平均ペースを保って展開する。ファイナルコマンドは最後尾ということもあり、他馬からの圧力も少なく脚を温存する。

最終コーナーを回って最後の直線に入り、各馬一気にスパートをかける。最後尾からスタートしたファイナルコマンドは一見不利に

も見えたが、大外から凄まじい差し脚を見せて他馬を圧倒し一気に先頭に踊り出た。同様に飛び出してきた『インセウス』(ファインテック氏所有)なども必死に食い下がるが、今一歩及ばずそのままファイナルコマンドが1着でゴール板を駆け抜けた。

ファイナルコマンドは昨シーズンにも天皇賞に挑戦しているが、6着と苦杯を飲んでいる。昨シーズンの雪辱を果たした見事な勝利だった。

期待の2歳馬特集

新しいシーズンが開始して5ヶ月が経過し、新しく誕生した競走馬達がデビューに向けて着々と育っている。今回は、その競走馬達の中でも未来の活躍が期待できる注目すべき競走馬を紹介しよう。

最初は『アカマジン』(月見草氏所有)だ。均衡のとれた素晴らしい馬体をしており、欠点らしい

欠点も見当たらずかなりの素質を秘めているようだ。強いて欠点をあげるとすれば、あまり柔軟に距離の変化に対応できる方ではないので、得意な距離をしっかりと見極めることが重要だろう。既に調教も開始しており、仕上がりもよく今シーズン秋頃にはその活躍を見ることができるのではないだろうか。

2頭目は『レゲエルスブル』(天馬氏所有)である。この馬も全体的にポテンシャルが高く、特にスピードに関しては今シーズン2歳馬の中でもトップと言っても過言ではないほどだ。少々やんちゃで言うことをあまり聞かず、スタッフを困らせることもあるが、そこが長所でもあり短所でもあるといったところだろう。成長がとても早く、デビューまでの育成が活躍のカギとなるだろう。

最後は、『エルバートン』(オーディン氏所有)を紹介する。切れ味はそこまで鋭いものをもっていないが、秀でたスタミナと持続力で先頭に立って展開するレースが得意なようだ。また、その特性から短距離でのレースではなく、中〜長距離でのレースでその実力をフルに発揮できることだろう。

アカマジン