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Live!スポーツ ロンシャン版 第12号

待ちに待ったGT初制覇

南部杯はオケラニャロメ

進化し続ける5歳牝馬

ダートのマイルチャンピオンシップ南部杯は『オケラニャロメ』(大泥棒氏所有)が制した。

同距離のフェブラリーSは4着と苦杯を舐めたが、今回は直線で満を持して外へ抜け出すと、自慢の末脚が爆発。『レゲエスレッド』(夢伝説氏所有)の猛追を封じ、5歳にしてGT初勝利となった。「完璧なレースでした。返し馬の時点から落ち着きがあったので期待していましたし、レースになっても道中はスムーズに追走ができ、直線でも伸びてくれました。GTを勝たせてあげたかったので勝てて嬉しかったです」と鞍上の中岡靖博騎手は嬉しそうにコメントした。

同馬は今回の南部杯勝利で、父である『タタルゼウス』(葉々氏所有)の現役時代の記録に近づいた。しかし、父は同馬が敗れたフェブラリーSを制覇しており、

父の記録を超える意味で来シーズンのフェブラリーSに挑戦をしてもらいたい。まだまだ大きな可能性を秘めたオケラニャロメに期待しよう。

JC・有馬記念共に射程県内

秋のGT前哨戦である京都大賞典は『レッドジプシー』(馬男氏所有)が制し、秋の有力馬として名乗りを挙げた。スタート直後から終始好位置をキープすると、直線では後続を振り切りゴール板を駆け抜けた。

昨シーズンはJCに出走するも4着に沈み、今シーズンの宝塚記念では1番人気に支持を受けるも13着と大惨敗。ファンの期待を裏切る形となってしまった。「春の負けは今でも忘れられません。あんなに悔しい思いをしたのは初めてですから、この借りはGTを勝って忘れたいと思います」と陣営はインタビューでコメントした。リベンジに燃えるレッドジプ

シーに注目だ。

レッドジプシー

デヒュー間近2歳馬大特集

多くの2歳馬達がデビューをしている中、未だデビュー飾っていない有力な2歳馬を少しではあるが紹介しよう。

1頭目は『ヤシキフジ』(バンビファーム氏所有)を紹介。牝馬とは思えないほどの大きな馬体から繰り出される一瞬の切れ味と力強さ溢れる走りは、ロンシャンサーバー屈指。 まだまだ成長段階でありデビューが非常に楽しみな1頭だ。オーナーのバンビファーム氏に初の重賞勝利をプレゼントできるか。

2頭目は『ウィッシュメイク』(とも氏所有)。ほぼパーフェクトに近い馬体で、性格も柔い。調教で時折見せる走りは大きな可能性を感じる。芝での活躍が大いに見込め、長い距離よりは短い距離が得意かもしれない。競走馬として息の長い活躍が見込めるだろう。