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Live!スポーツ ロンシャン版 第11号

宮杯連覇! はやくもサクラ満開

春のスプリント王はサクラカプカレン

ゴール前ハナ差でかわし勝利

3月5週のGT高松宮記念、春のスプリント王を決めるこのレースを制したのは『サクラカプカレン』(さくら氏所有)だ。昨年に続いての宮杯制覇。一昨年から昨年にかけての8連勝時以来、久々のGT勝利に陣営もほっと胸をなでおろしている。

レースは、素晴らしいスタートから『ワイルドスワン』(ベルベット氏所有)、『ウインヘブン』(ういん氏所有)、そしてサクラカプカレンが先頭を引っ張る展開。残り600mを通過してから『ゼロノスサーガ』(ひびき氏所有)後方から怒涛の末脚で前の集団へと迫る。馬群は大きく広がりサクラカプカレンも一気にスパート。逃げるサクラカプカレンに、追うゼロノスサーガ。ゴール前の競り合いでも雌雄決さず、ほぼ真横に並んでゴール。写真判定の末、アタマ差でサクラカプカレンが、高松宮記念連

覇を成し遂げた。

今回は、連覇のサクラカプカレンを最後まで追い詰めたゼロノスサーガにスポットを当てたい。これまでデビューから15戦を走り1着は4回、未だGTはおろか重賞での勝利もない。しかし、今シーズンに入り2戦連続の2着、タイムも昨年は1度しか出せなかった1分5秒台前半での連続フィニッシュということで、初の重賞制覇、そしてその先にある初のGT制覇へと周囲でも期待が高まっている。果たしていつ栄冠を手にするのか、今後の出走から目が離せない。

速報!ドバイミーティング

高松宮記念と同じく3月5週にドバイのナド・アルシバ競馬場で行われた、競馬の祭典ドバイミーティング。世界各国から精鋭が集まるこのミーティングで、日本から参戦した競走馬が大活躍した。

ダートレースの世界最高峰レースであるドバイWCでは、昨年に引き続き『クリムディアブロ』(クリム氏所有)がトップでゴールを通過、2着に1・3/4馬身差と王者の貫禄を見せ、見事連覇を達成した。

ドバイDFでは『ミノマダム』(友葵氏所有)が1番人気の期待に応えて1着でゴール。同じくドバイGSでは『ファンキータウン』(いなずまん氏所有)がアタマ差の接戦を制して見事優勝。ミノマダム、ファンキータウンの両馬とも、日本でのGT勝利前に海外GTを制するという離れ業で、周囲の度肝を抜いてみせた。

各馬ともに帰国後のレース参戦が多いに期待されるところ。特にミノマダム、ファンキータウンは国内GTでの優勝経験がないだけに、海外での実績を引っさげぜひ国内でもGTを勝ち取りたい。今後のGTには要注目だ。

クリムディアブロ