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Live!スポーツ 大井版 第34号

いざ、春GTへ!

東京新聞杯はレットザマッドネス!

昨Sの悔しさ胸に!

2月1週の東京競馬場では、春の古馬短距離路線の前哨戦に位置づけられる東京新聞杯が開催され、昨シーズンの香港マイルを制したマイルの猛者『レットザマッドネス』(赤い風氏所有)が勝利。春のGT戦線に向け大きな一歩を踏み出した。

「香港マイルはなかなか良い勝ち方ができましたし、あれからずっと調子も良いですよ。それに、今年こそ昨年に逃した安田記念に勝ちたいですからね。まずはこのレースを勝って、春に向けて準備していきたいって思ってるよ」と春GTに対する意気込みを語るオーナーの赤い風氏。

レースでは6枠6番からの発走となったレットザマッドネス。するりとゲートから飛び出すと、馬群やや後方に陣取った。そのまま折り合いよく道中を進み、迎えた最終コーナーで勝負が動き出す。

まずは、最後方を走る『バズリ』(おっけー牧場氏所有)が大外に向けスピードを上げると、これに合わせるようにレットザマッドネスもジワジワと加速。上手い具合に先頭集団の間に割り込むと、抜かれまいと必死にこらえる『フェネヤミ』(倉庫2氏所有)をゴール直前のターフビジョン前でかわし、アタマ差でゴールに飛び込んだ。

「いやー、何とか勝つことができました。前を行くフェネヤミの踏ん張りが凄いので届かないかと思いましたが、レットザマッドネスが頑張ってくれましたね。今日の感じなら、昨年負けた安田記念もいけそうな気がしますよ」とコメントする騎手のミハエル。

ミハエル騎手のコメントにも出てきたが、昨年の安田記念は12着と悔しさが残る結果だったレットザマッドネス。しかし、今シーズンの春GTにかける彼は一味違うようだ。悔しさを胸に、春GTに挑む!

大井期待の2歳馬は!?

2月3週の大井ワールドは、それぞれの馬主の夢を背負った若駒たちが続々と誕生している様子。その中でも特に将来期待できそうな2頭を紹介しよう。

最初に紹介する馬は、ハーツクライ産駒の『ペンデルヘイヴン』(あれだね氏所有)だ。「今シーズンはクラシックを狙えそうな若駒が誕生しましたよ。まだ入厩前ですが牧場でも元気に走り回ってるし、根性もありそうです。しっかり鍛え上げればクラシックを狙えるような気がしてますよ」と嬉しそうに話すオーナーのあれだね氏。

次に紹介する馬は、サザンブリュナーク産駒の『チキチキラスタノコ』(ストーン氏所有)だ。「これまでに出会ってきた中でもトップクラスの素質を持っているんじゃないですかね。ダメな点も全く無いし、かなり期待できそうです」と話すオーナーのストーン氏。

ペンデルヘイヴン / チキチキラスタノコ

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