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Live!スポーツ 大井版 第28号

末脚炸裂!

ジャパンカップはシャングリラ!

デビューから4連勝!

12月1週目、快晴の東京競馬場ではジャパンカップが行われ、6番人気の『シャングリラ』(馬超氏所有)が見事勝利しGT初制覇を成し遂げた。

シャングリラは道中、先頭を走る『タップダンスシチー』から離れないようしっかりマークして様子を伺う。最終コーナーを回り、先頭馬が失速するのを見逃さず左近騎手が仕掛ける。外から伸びた鋭い脚はどんどんスピードをあげ他馬の追走を退けてゴール。2着馬の『ディアチェスター』(黄猿氏所有)に1馬身差以上をつける快勝だった。

「いやーめちゃくちゃ嬉しいです!シャングリラはまだデビューして4戦目ですが、4戦4勝。走るたび強くなっていく気がします。計り知れないですね。応援してくれたファンのみなさんありがとうございます!」と、専属の左

近騎手は笑顔でコメントをした。

レースを観戦していた牧場長の柏木は「強い走りでしたね。あの馬はちょっと気性が荒いように見えるけど、それ以外の能力で十分補えていますね。調教もうまいと思いますよ。来シーズンも活躍が期待できそうで楽しみです」と観戦後に話した。

デビューから4連勝し、存在感を存分に見せつけたシャングリラ。今後の活躍に注目しよう!

期待の2歳馬を探せ!

今シーズンも残り2ヶ月となったここ大井サーバー。今回は取材した2歳馬の中から、来年のクラシック戦線を賑わしてくれそうな期待の3頭を紹介しよう。

まず最初に紹介する馬は、ハイペリオン産駒の『スペラックス』(ミスターウップス氏所有)だ。まだレースに出走していないが、調教の様子をみると仕上がりは順調そうだ。若干持続力が低いのが気

になるが、そこは他の能力で十分補っていけるだろう。

次に紹介する馬は、『フルスピード』(目黒氏所有)だ。この馬は今シーズン誕生した2歳馬の中で1、2を争うほどの能力を秘めているといえよう。とくにスピードと瞬発力が素晴らしく、レースでは豪快な末脚を見せてくれそうだ。坂が苦手ということで、坂のあるレースでは苦手を補う蹄鉄の装着を忘れずにして欲しい。目黒氏に初のGT勝利をもたらしてくれるか期待がかかる。

最後に紹介するのは、芦毛がとても美しい牝馬の『ユメノシズク』(リオ氏所有)だ。牧場長の柏木は「牡馬にも劣らないがっちりとした肉付きがいいですね。それにスタミナの高さ、他馬との競り合いに負けない根性が素晴らしい」と話した。レースでどんな走りを見せてくれるのか今後が楽しみだ。

スペラックス / フルスピード / ユメノシズク