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Live!スポーツ 大井版 第24号

叩き合い制す!

秋華賞はアンアキビア!

人気、枠順お構いなし!

秋のGTシーズンで盛り上がりを見せる10月3週。京都競馬場では秋華賞が開催され、11番人気の『アンアキビア』(篠岡氏所有)が、本命達を押さえ勝利。

レースでは7枠14番から発走となったアンアキビアは、好スタートを切り馬群前方に陣取って、いつでもハナを奪える体制を整える。最終コーナーを回り、各馬が前を向くと自慢の豪脚を活かしグングンとスピードを上げていく。ゴール直前、後ろから猛追をかける『ソフィオディベンノ』(ライアン氏所有)を、頭差でかわし1着でゴール。叩き合いの勝負を制した。

「ふー、危なかったですね。最後はどうなるかと思いましたが、アンアキビアが踏ん張ってくれたのでなんとかなりましたよ。一時期、勝てないレースが続いたんですが、最近は徐々に調子が上がっ

てきてくれていたので、そこそこの競馬はできるかなと感じていました。でも、まさか勝てるとは思っていませんでしたね。アンアキビアはもう少し良い走りが出来ると思うので、狙っていけるレースは狙っていきたいですね」とコメントする騎手のたかあき。

アンアキビアの戦績は、秋華賞を合わせて12戦4勝。一時期は勝ちから遠ざかっていたが、前走と今回のレースでは良いレースを見せてくれた。この馬の本気はこれからなのかも知れない。この先のGT戦線での更なる活躍を期待しよう!

今S2歳馬情報!

今シーズンも残すところあと2ヶ月。既にデビュー戦を終え、第一線で走る競走馬もいれば、じっくりと調教に明け暮れる競走馬もいる。今回は今後迎えるデビュー戦が楽しみな期待の2歳馬を紹介しよう。

まず最初に紹介する馬は、サクラバシンオー産駒の『サクラアトム』(タカ氏所有)だ。最大の特徴は、負けん気の強い性格と道中で無駄なスタミナを使わない走り方だろう。スピードやスタミナに関しても素晴らしい素質を持っており、これからの成長が楽しみな一頭。今の状態を見る限り、馬体が完成するのはまだまだこれからと言ったところ。しっかりと調教を行い、未来のスターホースを目指してほしい。

次に紹介する馬は、ナリタブライアン産駒の『ビタースィート』(なかまさ氏所有)だ。先に紹介したサクラアトムと比べると能力面で一歩届かないビタースィート。しかし、この馬はレース運びをみてしっかりと折り合う事ができるのが強み。レース終盤の末脚の鋭さも一級品。道中で無理する事無く溜めた脚で一気に勝負をつけてくれるだろう。

最後に紹介する馬は、ディープインパクト産駒の『ヤミノジュリエット』(闇の帝王氏所有)だ。溢れんばかりの体力と華麗な走り方が美しい同馬。父・ディープインパクトに似て中長距離を得意としているようなので、来シーズンの活躍が期待できそうだ。

サクラアトム / ビタースィート / ヤミノジュリエット