今年最後の締めくくり!12月5週目、一年を締めくくるドリームレース・有馬記念が中山競馬場で開催され、8番人気の伏兵『ブロックエンブレム』(けい氏所有)が2着と同タイム・アタマ差の大接戦を制した。 好スタートを切ったブロックエンブレムはそのまま先頭の一団に混じって、平均ペースで進んでいく。4コーナーを回ったあたりから『レッドティエンルン』(くっきー氏所有)が徐々に抜け出し、ブロックエンブレムもそれを追走。2頭の併走はゴール手前まで続いたが、内から伸びたブロックエンブレムが振り切った。 「今回枠順が良く、序盤から好位置で走ることができました。道中は他馬との折り合いもうまく取れ、リズムよく進むことが出来たので、後半で思ってた以上に伸びてくれました。今年最後のレースで良い結果を残せたのですごく |
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嬉しいです。ブロックエンブレムは、まだまだこれからも良い成績を残してくれる馬だと思っています。来シーズンもこの調子で頑張っていくので、ファンの皆さん今後も期待していてください」とコメントする主戦騎手の幸四郎。 今回8番人気に留まっていたが、結果は見事1着。重賞初挑戦にして有馬記念に勝利したことで、人気も確立したことだろう。今後の出走情報をチェックしておこう! 2歳王者決定戦!同じく中山競馬場では、12月4週目に2歳王者決定戦に位置づけられる朝日杯FSが開催され、『スティンルレイアー』(難波氏所有)が混戦を制し、初の重賞勝利を収めた。 この日はあいにくの雨で馬場状態が不良。スティンルレイアーはレース序盤からやや後ろを追走する。馬群が固まりながら最 |
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終コーナーを回ったところでゆっくりと動き出した。残り200m付近から溜めた末脚で一気に差し切り、2着に半馬身差を付けてゴール。ガッツポーズする銀次郎騎手の姿が、ターフビジョンに大きく映し出された。
銀次郎騎手はレース後、「良くなるには、まだ時間がかかると思う。でも、スティンルレイアー自身でレース展開を見越した動きが出来てきた事が大きな収穫です。これだけ馬場が悪い中、キレの有る鋭い末脚も十分に発揮出来たし、今日のレースは言う事なしですね」とコメントした。
スティンルレイアーは他の2歳馬の中でも能力が高く、特にスピードと体力は飛びぬけている。競り合いに負けない勝負根性も持ち合わせているので、順調に仕上がれば来シーズン春のGI戦線での活躍が大いに期待できる一頭だ。