小雨の中の激戦!9月第3週、小雨が降る中ダービーグランプリが開催され、『レーヴェブロッケン』(難波氏所有)が堂々の直線勝負で勝利した。 小雨・重馬場という、あいにくのコンディションに影響されたのか、レーヴェブロッケンはやや出遅れる形でのスタートとなった。中盤は後方に位置して、第4コーナーでは外に大きく膨らむ形となった。一方、序盤から好位置に付いていた『エルディスシャワー』(ライスファーム氏所有)は直線に入ると、自慢の脚で先頭へと躍り出た。ところが残り200m、外から追い上げるレーヴェブロッケンが、温存していた末脚を繰り出す。最後は半馬身差で先頭を差し切り勝利、今シーズンのGTダート戦3連覇を達成した。 「あせらずにこの馬のペースで走ることができました。道悪はどの馬も同じ条件。直線では馬場が |
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悪くないところを狙って、いつも通りの脚で行くことができました」と語る銀次郎騎手。デビュー以来、レーヴェブロッケンとともに走ってきた銀次郎騎手。馬の良いところを見抜き、その力を十分に発揮させることができたことが、今回の勝利へとつながったのかもしれない。 活躍する2歳馬!一方、札幌競馬場では2歳馬の競走となるコスモス賞が開催され、『ザルカディ』(岸野政秋氏所有)が勝利。期待の2歳馬として注目が集まった。 後方待機策を取ったザルカディは、最後の直線に入るまで脚を温存していた。そして最後の1ハロンで瞬発力をフルに発揮し、独走状態で逃げ切ろうとする『ロッジッコ』(パム氏所有)をクビ差でかわして勝利した。ザルカディは7月第1週に行われた2歳新馬戦で、2着に5馬身をつけて勝利し、今 |
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回のレースで2連勝となった。
ザルカディの特徴は、なんといっても差し脚で、直線で発揮する瞬発力と、最後までスピードを落とさずに駆け抜ける持続力を持ち合わせている。
ザルカディの今後については、まだ未定とのことだが、12月の2歳GT戦や、来シーズンのダービーで活躍してくれるのではないかと、早くも期待が集まっている。
期待の2歳馬!
他にも、ここ最近実力をメキメキとつけてきた2歳馬がいるので紹介しよう。
今回紹介するのは『ランドッカーグ』(ダイエット氏所有)。父は最優秀スプリンターとして知られるサッカーボーイ。とてもおとなしい性格であり、レースでは折り合いがつくようだ。きっと後方から追い込んで勝利する豪華なレースをみせてくれるだろう。適性距離に関しては、父よりもやや長めの距離を得意としているようだ。