競馬伝説Live!

Live!スポーツ

Live!スポーツ 大井版 第18号

応援ありがとう!

まもなく第30シーズン あの2歳馬が大活躍!

期待に応えて快勝!

昨シーズンに紹介した注目の2歳馬たちが、今シーズンに入って活躍し始めている。過去に紹介した期待の2歳馬の活躍を紹介しよう。

今回紹介するのは『ミューレクイエム』(みゅーま氏所有)。2歳新馬戦で華々しくデビューを勝利で飾り、続くいちょうSでも見事勝利。12月第2週の阪神ジュベナイルフィリーズで初GT制覇を狙うが、惜しくも『トランシュショコラ』(リャンペーコー氏所有)の前に2着に敗れる。その後フェアリーS・きさらぎ賞と連勝し、次に挑んだのは桜花賞であった。レースは序盤からやや不利な位置でのレースとなるが、第4コーナーに差しかかると、持ち味の瞬発力を活かして早めに仕掛ける。最後の直線に入ると一気に先頭に踊り出て、外から仕掛けてくる追い込み馬を振り切り勝利した。期待

されていただけに、その嬉しさはオーナーにとって格別のようだ。

あの名牝の仔馬たち

早いもので、まもなく大井サーバーは第30シーズンを迎えようとしている。思い返せば、これまでに様々な競走馬が名勝負を見せてくれた。各オーナーにとっては育成した競走馬の数だけドラマが生まれたことだろう。

今回は現役時代にGTを制した名牝のその後について紹介しよう。

1頭目に紹介するのは『トランシュショコラ』(リャンペーコー氏所有)。デビュー戦で6馬身差の圧勝。続く新潟2歳S・デイリー杯2歳Sと勝利を重ね、阪神JF・全日本2歳優駿でGT2連勝。翌シーズンのエルフィンSで、デビュー戦から負けなしの6連勝を達成した。牝馬クラシック制覇の期待がかかっていたが、2月第4週のクイーンカップで2着に敗れたこと

をきっかけに引退し、繁殖入りとなった。そして今シーズン、ダイオライトとの間に元気な牡馬が生まれた。『ウインターズテイル』と名づけられたその牡馬は甘えん坊で、広い牧場の真ん中で仲良く草を食む黒鹿毛の親仔姿が印象的だ。とてもおとなしく、ゲートの中でも落ち着いてくれそうだが、持続力を養う必要があるそうだ。

2頭目に紹介するのは『バティック』(アキーラ氏所有)。第27シーズンで優駿牝馬を制した樫の女王だ。昨シーズン、『レッドヴァレスティ』(くっきー氏所有)との間に誕生した『モダンバティック』が今シーズンから活躍を始めている。5月第4週に行われたデビュー戦では、序盤中ほどに待機して、最後の直線では豪快な末脚で一気に先頭まで追いつき、残り200mではスピードが持続するかどうかの勝負となったが、見事最後まで勢いを落とさずに勝利した。まだまだ実績は足りないものの、今後の活躍にぜひ期待したい。

ウインターズテイル / モダンバティック