有馬記念の悔しさを胸に!2月4週に東京競馬場で行われた真冬のダート王決定戦・フェブラリーSで、『バケネコニャオーン』(ちゃっぴい氏所有)が見事GT制覇を成し遂げた。昨年暮れの有馬記念での悔しさを力に見事栄冠に輝いた。 レース序盤は逃げを得意とする『スティルレイト』(紅茶氏所有)がリードする展開であったが、最後の直線でバケネコニャオーンがじわじわと先頭へにじり寄り、そのまま後続を振り切り1着でゴールイン。芝の屈辱を見事ダートの上で晴らす結果となった。 2着以下にはダートを得意とする『エアエオサンデー』(庄原太郎氏所有)、昨年JBCクラシックを制覇した白毛馬『フェリオ』(宮本氏所有)が続いたが、惜しくも今回は夢を実現させることはできなかった。 矢野調教助手がはじめてこの |
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馬を見たのは、一昨年の夏のこと。「初めて見たときは、その素質にとても驚きました。目を見ていると、その馬の素質が分かるような気がするんです。特に歩くときの脚の送り方などをみると、きっと将来活躍してくれる馬だとすぐにわかりました」 また、今後について同氏に伺うと、レース後の調教は控えてゆっくり休ませたため、見た目には疲労している様子はなく、元気な姿を見せているが、これまでの激しい調教による蓄積疲労がまだ取り切れていないとのこと。まるでこのレースで最後の力を振り絞り、燃え尽きてしまったかのようだ。今後のレースに影響しないかが心配である。 2歳馬大特集新シーズンを迎え、各牧場ではオーナーの期待を背負った2歳馬達が続々と誕生している。その中でも記者が注目する期待の2歳 |
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馬を紹介しよう。
1頭目は『マーベラスツバキ』(和知氏所有)を紹介。優秀な成績を残してきた父と母の血を受け継ぎ、スピード、スタミナともにすばらしい素質を持っている。特に芝のレースでは、その能力を十分に発揮してくれそうだ。
2頭目は『ミューレクイエム』(みゅーま氏所有)に注目。順調に成長している様子で、デビューも早そうだ。やや芝のほうが得意としているようだが、芝、ダートともに期待以上の実力を発揮してくれそうだ。
3頭目は『ジンホシフィーバー』(ジェニュイン氏所有)に注目。全体的に優れた能力を秘めている。特にダートのレースではその能力を遺憾なく発揮してくれるだろう。
どの2歳馬も全体的に優れた能力を持っているが、得意なコースと苦手なコースを持っている2歳馬もいるようだ。今後の活躍に期待しよう。