一挙に5頭紹介!夏も盛りの大井サーバー、今シーズン誕生した2歳馬達の中には、早くも激化を辿る2歳戦線に登場している競走馬も多いことだろう。今回本紙では、牧場長の柏木氏・厩務員の川村氏のご協力の下、大好評の「2歳馬特集」をボリュームアップしてお届けしよう。 1頭目は『スカイメフィスト』(真田幸村氏所有)。馬場の違いを苦にしない適性能力の高さと、鋭い切れ味を持つ末脚は、他馬の追随を許さない。また、同世代の競走馬の中では随一の完成度を誇っており、厩務員の川村氏を驚かせている。現時点ではまだデビューしていないが、大方の予想ではまもなくデビューすると噂されており、注目の的になるだろう。 2頭目は『コガラシギンジロウ』(KAZE氏所有)。こちらも完成度は非常に高いレベルに仕上がっている。自身が所有する『カゼノ | |
ギンジロウ』産駒として、初の重賞勝利・GT勝利を目指す。調教では力強い動きを見せているものの、右回りの調教コースを少し嫌がる素振りも見られたため、今後克服すべき課題として挙げられる。 3頭目は『ドサンコタイショウ』(まあさん氏所有)。均整の取れた馬体と能力の非凡さには、目を見張るものがある。丈夫な脚部と、パワー溢れる走りを見る限り、力のいる馬場でも十分活躍する可能性がありそうだ。 4頭目は『イェリング』(シャーベットトーン氏所有)。デビュー前から牧場長の柏木氏が絶賛していた期待の1頭だ。特筆すべきはその豊富なスタミナ。現時点の能力はまだ底を見せていないものの、いずれ長距離戦線で台頭してくることになるだろう。 最後は『エンネファート』(おっけー牧場氏所有)。両親譲りの勝負根性が持ち味の1頭だ。厩務員の |
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川村氏によると、この馬は調教でも常に負けず嫌いなようで、他馬に先着させるのを嫌うとのこと。レースにいい影響を与えられるか。
充実の夏!
北九州記念を制したのは、3歳牝馬の『ジンツダウワン』(DRYGIN氏所有)だ。デビュー以来4連勝、重賞初挑戦を初勝利で飾った。
活躍の場を重賞の舞台に移した際に、陣営は大胆にも戦法を変更して臨んだ。その作戦は見事に的中、先団へ付ける姿に観客は呆気に取られるが、やがてこの馬の快走を見守る視線へと変わっていった。終わってみれば、コースレコードの勝利。観客席は大いにどよめいた。
秋のスプリンターズSに向けてまた1頭、新たな勝ち馬候補が名乗り出た。この孝行娘が、オーナーに初のGT戴冠をもたらす日は近いのかもしれない。