夏の根性男夏の終わりに札幌では札幌記念が行われた。夏の上がり馬や、春の実績馬達が集まる事で知られている。このレースを制したのは、3歳馬の『ブラウリクス』(ごろごろ氏所有)だ。 レースでは、好スタートから3番手を追走する。そんな中『ゼツエイ』(劉備氏所有)がぐんぐん加速し大逃げをする展開へ。他馬を引き離し2番手との差を5、6馬身開く。 最終コーナーまで先頭は変わらず、ゼツエイの手ごたえは良さそうに見えたが、最後の直線に向くとブラウリクスがゼツエイを一瞬で抜き去り、早めに先頭に立つ。内から伸びてきた『レデリクトン』(川村千夏氏所有)を半馬身差抑えてゴールイン。並んだら抜かせない勝負強さ、瞬発力の高さを見せつける一戦となった。 「この馬は、負けず嫌いなんで |
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すよ。しかも力強いし瞬発力も半端ないです!ちょっと褒めすぎたかな。でもそれぐらいの馬なんで古馬にだって引けを取りませんでしたよ。ずっとこの馬に乗せてもらって感謝しています。前に比べるとちょっと全盛期の力がないかもしれないですが…GTを勝たせてやりたいですね」と主戦のぴんく騎手は語った。 騎手が語るように、少し衰えを見せて来てはいる。次走など今後の動向についてはまだ分かっていないが、まだまだ十分に戦える力は残っているだろう。 海外で悲願のGT勝利!世界のマイラー達が集う、Mロンシャン賞が行われた。今年は日本馬が数多く出走し 『パールフラワー』(伊賀氏所有)が勝利を収めた。海外で悲願のGT初勝利を収めた。2着にも日本馬の『フジクンワールド』(ふじくん氏所有)が入り、日本馬の圧勝という結果で幕 |
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を閉じた。パールフラワーは父との夢の対決を果たし、父を見事に超えた瞬間でもあった。
気性が少々荒いので、折り合いがつけば能力をフルに発揮できるだろう。中距離やダートもそこそここなせるので、使えるレースは豊富だ。今後は日本でも活躍を期待したい。
GT5勝目レディダンシング!
海外では、9月第1週目にMロンシャン賞以外にもう1つGTレースが開催される。芝2000mで行われる、愛チャンピオンSだ。こちらも中距離の強豪たちが出走してくる。今年は日本馬2頭が海を渡った。その内の1頭『レディダンシング』(ごろごろ氏所有)が勝利した。この馬は、日本でGTを4勝するなどかなりの実績を持っていた。
レースでは2番手を追走し、直線では追い出すとスピードの違いを見せつけ、1着でゴールを駆け抜けた。日本馬のワンツーフィニッシュとなり、日本馬の能力の高さ証明した。