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Live!スポーツ 新潟版 第3号

末脚炸裂!!

天皇賞馬はインデュラインだ!

レコード決着

11月の始めに東京競馬場では秋の天皇賞が行われた。このレースを制したのは、3番人気の3歳馬『インデュライン』(川村千夏氏所有)だ。

レースでは、まずまずのスタートから岡部騎手は抑える作戦を取る。後方で脚を溜め、最後の直線へと向く。早めに抜け出したのは、真っ白い馬体のGT馬『バカトノ』(ヤクラ氏所有)。そのまま他馬を引き離し、押し切るかのように見えたが、観客の大歓声が一気に上がった。大外からもの凄い脚で1頭突っ込んできたのだ。最後ゴール前は2頭の際どい勝負となり、僅かにアタマ差外から突っ込んだインデュラインが勝利を収めた。レコードタイムでの決着は、さすが高レベルな戦いと言って良いだろう。

「私と同じ名前のオーナーさんがいらっしゃるとはびっくりしま

した。それに強い馬をお持ちなんてすごく素敵ですね♪インデュラインが今度も勝つ様に応援してます!」と厩務員の千夏氏はコメントを残した。

また、主戦の岡部騎手は「この馬は追い出すと信じられない伸び脚を見せてくれるんですよ。体が柔らかくて瞬発力が半端ないんでしょうかね。今日も私が追い出すと即座に指示に応えてくれました。バカトノが手ごたえ良く、早めに抜け出したときはヒヤッとしましたよ。ゴールするまで届くか分かりませんでしたが勝てて良かったです」と末脚を大絶賛した。

同馬は、前走の愛チャンピオンSからGT連勝を飾った。今後の予定はまだ未定だが、これからも大舞台で活躍してくれるに違いない。またGT馬同士の激しい戦いが繰り広げられるだろう。

菊の花はインパクトシオ

牡馬クラシックの最終戦・菊花賞が10月の第4週目に京都競馬場で開催され、中1週で挑んだ牝馬の『インパクトシオ』(シオ氏所有)が6番人気の低評価ながら牡馬を抑えて勝利した。

前走の京都大賞典では古馬相手に2着に来るなど、力があるのを証明している。続く菊花賞でも牝馬ながら、長距離戦を見事に制した。デビュー戦は1200mと短距離をこなすなど、幅広い距離を走れるので、どの距離でも使えるのが大きな武器だろう。

「気性がとても良くて、折り合いもすぐつきます。騎手の言うことに素直に応えてくれるし、一生懸命走ってくれるところが今回の勝利を呼び寄せたと思います。それに根性も牡馬には負けないってぐらいあるんですよ。並ばれても逆に相手をねじ伏せてしまいそうですよ」と今回手綱を取った、アニかつ騎手は笑顔で語った。

これからも牡馬に引けを取らないレース振りをこれからも見せて欲しい。

インパクトシオ