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Live!スポーツ ニューマーケット版 第34号

重賞初勝利!

モンスターが産経大阪杯を制す!

目指すは古馬GT制覇!

4月1週目の阪神競馬場では、古馬GTの天皇賞(春)や宝塚記念へ繋がるレースとして位置づけられる産経大阪杯が行われ、4番人気の『モンスター』(野球氏所有)が直線抜け出し重賞初勝利を挙げた。

モンスターは軽快にゲートを飛び出すと、先頭から2番手につく。ややスローペースで進む中、様子を窺いタイミングを見計らっていた鞍上の春奈騎手が最後の直線手前で合図すると、モンスターが溜めていた脚を一気に爆発させスピードをあげた。上位5頭が0.4秒差にひしめく大混戦の中、粘り強い走りで他馬を抑えたモンスターが見事1着で駆け抜けた。

「中1週のローテーションで疲労が気になったけど問題なかったですね。今日は出だしからいい位置を取れて走りやすかったです。

うまく折り合えたし、後方からの追い上げにも負けず粘ってくれて、精神力の強さを感じられました。今シーズンデビューしたばかりで重賞は今日が初めてでしたが、この調子ならGT制覇も狙えるかもしれませんね」と話す春奈騎手。

大舞台でどんな走りを見せてくれるのか、今後に注目しよう!

期待の2歳馬特集!

毎シーズン粒揃いの若駒たちが誕生しているニューマーケットワールド。その中から、将来活躍が期待される2歳馬を紹介しよう。

最初に紹介するのは、メイショウサムソン産駒の『メイクワサムソン』(トッシー氏所有)だ。まだ幼いながらも雄大な馬体をしており、大物を感じさせる。「メイクワサムソンは、他の仔に比べて高い素質を持っていますよ。牧場で今シーズン誕生した中では一番かもしれません。見てください、こ

の筋肉の付き具合。素晴らしいですよね!将来が楽しみです」と、牧場長の柏木は話す。

次に紹介するのは、ヒシミラクル産駒の『ダンシングミラクル』(カズナ氏所有)だ。「スタミナが豊富なので、中〜長距離で活躍してくれると思います。機敏に動くし瞬発力も高いので、直線で一気に差し切るレースが見たいですね。芝・ダートどちらも走れるので、レース選びをしっかりできれば重賞も狙えると思っています」と、オーナーのカズナ氏は話す。

最後に紹介するのは、ネイティヴダンサー産駒の『フィサリスダンサー』(けもも氏所有)だ。「最初は落ち着かない仔だなぁと思っていたけど、段々大人しくなってきて、今ではすっかり人懐っこくなりました。日に日に成長を感じられるので、早いうちからレースで活躍してくれそうです」と話すオーナーのけもも氏。

メイクワサムソン / ダンシングミラクル / フィサリスダンサー

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