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Live!スポーツ ニューマーケット版 第33号

GT初勝利!

皐月賞はビシュトランド!

無敗でクラシックを制覇!

桜も散って木々が青々としてきた4月3週、中山競馬場ではクラシック三冠競走の1レース目にあたる皐月賞が開催された。

レースでは、『アイリスアルテミス』(アイリス氏所有)が先手を取ったが、『ビシュトランド』(押忍番長氏所有)など、他の馬もわずかな差で追走しており、いつトップが入れ替わってもおかしくない状況だった。しかし、終盤までは大きな変化がないままレースは進んだ。最後の直線に入ると、アイリスアルテミスが徐々に失速し、ビシュトランドがトップに立った。外から『オバケノロック』(ナオ氏所有)が激しい追い上げを見せたが、わずかに届かず、ハナ差でビシュトランドがGT初勝利を挙げた。

「初のクラシックレースを勝利できて、ほんと嬉しいです!まだ先のことはわかりませんけど、こ

のまま日本ダービー、菊花賞に挑戦してみたいですね。ビシュトランドなら必ず勝てると思います!」と話すのは騎手のポン。

まだデビューから3戦目だが、ビシュトランドはこれまで一度も負けていない。もし、日本ダービー、菊花賞と勝利できれば無敗のクラシック3冠馬が誕生することになる。シンボリルドルフやディープインパクトに続いて、偉業を達成してほしい。

期待の2歳馬特集!

優秀な2歳馬が多く誕生しているニューマーケットワールド。そんな中から本紙が厳選した2歳馬を紹介しよう。

まず、紹介するのは『モンスーンライズ』(傾寿者氏所有)。父はイタリアの競走馬で凱旋門賞を制したトニービンだ。種牡馬としても優秀で1994年にリーディングサイアーを獲得している。モンスーンライズは馬格が大きく均

整も取れており、実際のレースではパワーのある走りを見せてくれそうだ。「馬格も毛並みもいいから、走ると非常に綺麗だよ。印象はすごくいいので、どんな競走馬に育つのか非常に楽しみだね」と話すのはオーナーの傾寿者氏。

次に紹介するのは『フレアキッス』(バックドラフト氏所有)。父はクラシック3冠を獲得し、強烈な追い込みでファンを沸かせたディープインパクトだ。フレアキッスはまだ調教を開始したばかりという話だが、他の馬よりも頭一つ抜き出たスピードを見せてくれている。「芝よりダートの方がよく走ってくれるみたいだね、もうちょっと様子を見るけど、デビュー戦はダートレースでいくかもしれない」と話すのはオーナーのバックドラフト氏。

2頭とも重賞戦線に食い込んでくることだろう、読者の皆さんには2頭の活躍を楽しみに待っていてほしい。

モンスーンライズ / フレアキッス