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Live!スポーツ ニューマーケット版 第32号

快速!快勝!

有馬記念はオイツヅケテ!

デビューから負けなしの4連勝!

昨シーズンの12月5週、中山競馬場では有馬記念が開催され、ワールド内屈指の強豪馬主・教科書氏が所有する『オイツヅケテ』が快勝。前走のジャパンカップでGT初勝利を挙げ、続いてドリームレースでも存在感を放つ活躍ぶりを見せた。

レースはややハイペースの展開となった。道中先頭からしんがりまで約3馬身と混戦状態の中、最後のコーナーを回って直線に入ると、内を走っていたオイツヅケテが動いた。馬群から抜け出し先頭に踊り出ると、得意のスピードで後続をぐんぐん引き離しにかかる。外から『リトルビット』(押忍番長氏所有)が追い上げるが、粘り強い走りでそれを退け、そのままゴールに飛び込んだ。

「今日のような大舞台で勝利を挙げられたっていうのは大きいで

すね。オーナーの教科書氏にこの馬を任されたときに、能力の高さに驚かされましたが、出走するたびに経験を積んでより強くなってる気がします。シーズンを良い結果で締め括ることができたので、しっかり次に繋げていって、今後は世代最強馬と言われるよう頑張ります!」と、騎手の遥はコメントした。

デビュー戦から負けなしの4連勝で、実力を周囲に示したオイツヅケテ。名前の通り、更なる上を追い続けて、最強馬の称号を手にする活躍を期待したい。

期待の2歳馬特集!

新シーズンを迎えたばかりのニューマーケットワールドでは、オーナーの期待を背負った若駒が続々と誕生し賑わいを見せている。今回は、まだ誕生したばかりの初々しい2歳馬を紹介しよう。

最初に紹介する馬は、ディープインパクト産駒の『ディープーデ

ィー』(ブーツィー氏所有)だ。「今シーズン何頭も良い馬が誕生したんですが、その中でもディープーディーは格別ですね。光るものを持っていますよ。まだ何も教えていないのに、駆け回る姿が整っていて素晴らしいです。これは調教したら大物になるんじゃないかって期待しているんですよ」と、嬉しそうに話すオーナーのブーツィー氏。

次に紹介する馬は、サンデーサイレンス産駒の『ワンダーサイレンス』(マーク氏所有)だ。「他の仔に比べて成長が早いので、順調にいけば夏の新馬戦あたりからデビューできると思いますよ。スタミナが豊富だし、スピードも十分あるので、持ち味を活かせるようしっかり調教してほしいですね」と、ワンダーサイレンスを撫でながら話す厩務員の川村。オーナーのマーク氏に、重賞初勝利をプレゼントできる強豪馬に育つか、期待がかかる。

ワンダーサイレンス / ディープーディー