競馬伝説Live!

Live!スポーツ

Live!スポーツ ニューマーケット版 第29号

豪脚で2連勝!

川崎記念はユキガセツナイ!

レコードタイムを記録!

1月4週目、地方競馬場では今シーズン最初のGTレース・川崎記念が開催され、1番人気の大本命『ユキガセツナイ』(神岸氏所有)が、圧倒的な強さでダート最強馬の称号を勝ち取った。

スタート直後から好位をキープし、先頭を走る『ジュリスルー』(あずさ牧場氏所有)を追走。テンポよくレースを運ぶ。4コーナーを回り直線に入ると、レミィ騎手の合図で馬群から前に出た。逃げる『ジュリスルー』(あずさ牧場氏所有)をしっかり捉えあっという間に抜き去ると、余裕の走りでそのまま後続を引き離してゴール。ターフビジョンに映し出されたタイムに場内が沸きあがった。

「今日のレコード勝ちはおまけだと思っていて、勝てたことがなにより嬉しいです。前走の東京大賞典のときに、オーナーの神岸氏から指示があり乗らせていただい

てますが、非常に大人しい馬ですね。折り合いがつけやすいので理想通りの走りができました。今日は直線を向いてからの伸びに自分でもびっくりです。そしてパワーも凄かった。この馬の強さは本物ですね。先頭馬からどんなに離されていても負ける気がしませんよ。騎乗してて楽しいです」とレミィ騎手はコメントを寄せた。

レースレコードを塗り替え、GT2連勝と勢いに乗るユキガセツナイ。ダート界の帝王の名に相応しい走りから、今度も目が話せない。

注目の2歳馬特集!

32シーズン目を迎えたここニューマーケットサーバー。馬主の期待を背負った若駒が続々と誕生している中から、今回は気になった馬を2頭紹介しよう。

まず最初に紹介する馬は、三冠馬ディープインパクトを父に持つ『ディープホクス』(うそっぷ氏

所有)だ。今シーズン誕生した新馬の中でも非常に能力が高く、バランスが良い。牧場長の柏木は、「父馬そっくりな馬体でわくわくしますね。早く走る姿が見たいですよ。世話をしていると人懐っこいのがわかります。レースでうまく折り合いつけることできたら強そうですね。来年のクラシック戦線を賑わしてくれると思いますよ」と話す。

次に紹介する馬は、アドマイヤムーン産駒の『ゼラストランセル』(サンダー氏所有)だ。スタミナに若干不安を感じるが、そこをどう補うかがポイントとなるだろう。しっかり育て上げれば重賞制覇も十分狙える能力を持っている。ダートが得意のようなので、早いうちからダート路線での活躍が期待される。

ディープホクス / ゼラストランセル