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Live!スポーツ ニューマーケット版 第19号

雨ニモマケズ

エリザベス女王杯は シュビラブ

女王決定戦!

11月第3週、京都競馬場で牝馬頂上決戦となるエリザベス女王杯が開催され、『シュビラブ』(ソット氏所有)が見事な逃げ切りで勝利した。

昨日から降り続いた雨の影響で、重場馬という悪コンディションの中、レースは行われた。好スタートを切ったシュビラブは、先頭に並ぶ位置に付いて先行し、中盤からは先導する形を取った。第4コーナーでは、ぬかるみを避けるかのようにやや外を回り、直線に入ると力強さと瞬発力を武器に一気に加速して、2番手に約2馬身差を付けて勝利した。

「シュビラブは重馬場が得意ではないので、道中はぬかるんだ馬場に脚をとられるのではと心配していました。4コーナーではぬかるんだ箇所を避けるように進んでいったので、うまく脚を使って最大限の力を引き出すことが

できたと思います」と話すアンドレ騎手。振り返ると、シュビラブはこれまでにも5月第2週の京都新聞杯などで重場馬のレースを制しており、決して苦手というわけではないが、アンドレ騎手によると「やや脚が鈍くなるような気がする」と言う。

シュビラブはこの夏、海外に遠征し、愛ダービーを制するなどの活躍を見せていた。帰国後最初のレースということもあり、疲労が溜まっているのではないかと心配する声が囁かれていたが、国内GT制覇に向けて着々と準備を進めていたようで、今回見事な走りで牝馬の頂上決戦を制することとなった。また、シュビラブはこれからジャパンCに出走予定とのこと。シュビラブの活躍にたくさんの期待が集まっている。

ダートの頂点を目指して!

一方地方では、彩の国浦和記念が開催され、『ライスポイント』

(ウッドワン氏所有)が6連勝で重賞初制覇を成し遂げた。

全国的に大荒れの空模様となり、浦和では大雨・不良馬場でのレースとなった。レース序盤から『ポテチウエポン』(ラファエル氏所有)がハナを切り、先導する形となった。一方ライスポイントは中団に付けて、道中は外を追走した。最後の直線に入ると、得意の瞬発力を見せ付けて一気に先頭へと迫っていく。ぬかるんだ馬場を味方に付けるかのように、他馬をグングン追い抜き、ゴール直前で先頭をかわし、1馬身差を付けて勝利した。

「馬場状態が悪く、心配していましたが、全く問題ありませんでした。ライスポイントは良い脚を持っている馬ですね、今後も期待できると思います」と話すデジタル騎手。重賞初出場で見事1着を勝ち取ったライスポイント。次はジャパンCDへ出走予定とのことで、着々と準備を進めている。やや疲労が溜まっているようであるが、GT初制覇に向けて、ぜひとも頑張って欲しい。

ライスポイント