3戦目でのタイトル獲得新シーズンを迎えたニューマーケットサーバーでは、今シーズンもオーナーの期待を背負った2歳馬たちが誕生している。今回は2歳馬の特集として、記者が見つけた期待の2歳馬を数頭紹介しようと思う。 1頭目は『ルクスアウグスティ』(まあぼり氏所有)。弾けるような動きからは、直線走路でのキレや力強さが感じられる。直線が速い分、小回りの競馬場に対応できるかどうかが少々気になる。成長が早く、デビューは早めに見れそうだ。 2頭目は『アルニコフライト』(あっきっき氏所有)。牝馬に似つかわしくない力強さを兼ね備えている。気性的にも全く問題なく、安定したレースができるのではないだろうか。こちらも成長は早い。 3頭目は『マヤノジョウオ』(ブーツィー氏所有)。なかなかの根性 |
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の持ち主で、とにかく負けず嫌いなところを見せている。成長がとても遅く、才能が開花するのはおそらく古馬になってからになるだろう。焦らずじっくり育てよう。 4頭目は『スイカレイン』(ハーレム氏所有)。それぞれの能力が非常に高く、バランスも非常に良い。幅広い距離に対応できそうな柔軟性もあり、なかなか侮れない。前を行く競馬が展開できそうだ。 5頭目は『ダーレダレダレダレ』(ラムザ氏所有)。馬名ばかりが着目されるこの馬だが、実力も確固たるものを持ち合わせているようだ。ややダート向きの馬であり、ダート中距離路線で活躍が見込める。母の馬名にあるように、「とてつもない笑顔」をもたらしてくれるだろうか。 抜きん出た馬は少なく、誰にでもチャンスがある2歳馬戦線となる模様。新星になれるかどうか |
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は、オーナーの手腕にかかっている。
3連勝でクラシック候補へ!
クラシックの登竜門・共同通信杯では、1番人気の『サウスーヤ』(ジンベイ氏所有)が快勝、デビュー以来無傷の3連勝でクラシック候補に名乗り出た。
道中は先に抜け出す馬もなく、サウスーヤは終始外を回る展開を強いられたが、やや重の馬場で内側はかなり荒れていたため、外の荒れていない馬場をスムーズに進んだ。最後の直線では鋭い末脚で抜け出し、後続に影をも踏ませぬ圧勝劇。初めて重賞の舞台に上がってきた怪物が、その片鱗を見せた。
「素晴らしいレースだった。私は何もしてませんよ。馬がすごいんです」鞍上の長袖騎手は、泥で汚れたレース服の袖をまくりながらレースを振り返る。
次は皐月賞へと直行するのか、その前にステップレースへと進むのか、今後の動向には注意を払っておきたい。