最強ダートホース決定2月第4週、東京競馬場で開催された「フェブラリーステークス」を『ビファイン』(かりゅ氏所有)が古馬の意地を見せつけて見事に勝利し、府中のダート王に輝いた。 スタート直後、『フリップセイブ』(はるの夢氏所有)が前に飛び出し大逃げの体制をとる。差は5〜6馬身ほど開いたが、後続はそれにつられることなく平均的なペースでレースは展開する。一方ビファインはというと、中団やや前方に位置し前に壁は無くベストな位置取りである。そして各馬第4コーナーを回り最後の直線に入るが、先頭を走るフリップセイブの勢いはなかなか落ちず、ビファインもスパートをかけてフリップセイブに食らいつくが前に出ることができない。このまま決まってしまうかとも思われたが、残り300mでついにフリップセイブが失 |
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速する。それを見た瞬間ビファインが一気に差を詰め、残り200mでフリップセイブを差し返し見事に勝利した。 ビファインは25戦を走り10勝しているが、GIでの勝利は無かったため嬉しいGI初勝利となった。今シーズンで6歳を迎えたが、馬体は衰えることなく益々漲っている。これからの更なる活躍に期待しよう。 期待の2歳馬特集ここニューマーケットサーバーでは新シーズンが開幕してから早くも4ヶ月が経過している。新馬たちはオーナーの期待を背負いこれからのデビューに向けてどんどん育成されていることだろう。そんな2歳馬の中でも、今後特に活躍が期待できる未来のスターホース達を紹介していこう。 1頭目に紹介するのは『エスロード』(ジンベイ氏所有)である。この馬は、本紙の確かな観察眼を |
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持った記者が特に推している1頭である。既に調教も開始しており仕上がりは上々で、動きも素晴らしく欠点らしい欠点はまるで見当たらない。間違いなく来シーズンクラシック戦線の最有力候補だろう。とても大人しく言うことも聞くので、調教師などスタッフからの評判も良い。
続いては『スカーレットマーク』(柏豊ファーム氏所有)の紹介をしよう。この馬もなかなかの素質を秘めており、先に紹介した『エスロード』に匹敵する実力をもっている。体力や脚元などは安定しており、非常に健康的な馬体をしている。大人しく暴れることも少ないのだが、他の馬に対してはあまり慣れていないようで、他の馬との競り合いになったときに引いてしまうのではないかという心配がある。
最後に紹介するのは『ブレイクペルソナ』(ファストブレイク氏所有)だ。スピードをはじめ各能力については他馬に全く見劣りすることのない素晴らしい能力を秘めている。しかしながら、若干切れ味の鈍さが目立つ部分もあるが、気性が良いので乗り手の腕次第で十分に補うことができるだろう。