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Live!スポーツ ニューマーケット版 第11号

春のスプリント王

宮記念はタイガーコート!

短距離最強馬決定

中京競馬場で3月第5週に行われた春の短距離最強馬決定戦、高松宮記念を『タイガーコート』(トラ氏所有)が見事先行逃げ切りで勝利を手にした。

中京競馬場には前日から雨が降り注ぎ、馬場の状態は決して良いものとは言えなかった。しかしそれを見てタイガーコート陣営は思わずニヤリとした。過去6勝中、5勝が馬場状態があまり良くない状態のタイガーコートにとっては、実力を発揮するのに適した状態だからだ。

スタート直後にハナを奪ったタイガーコートは、そのまま逃げの体制をとる。残り200メートルのところで、後方から飛び出してきた『クルベットジュレム』(えび氏所有)がタイガーコートに襲いかかってきた。激しい叩き合いを繰り広げ、そのまま2頭がほぼ同時にゴール。先行していたタイガー

コートが若干不利かとも思われたが、写真判定の結果僅かハナ差で見事に勝利していた。

デビュー間近2歳馬特集

ここニューマーケットサーバーでも新しいシーズンを迎え、6月のデビューを控えた2歳馬たちが各オーナーの元で育ってきている。この2歳馬達の中でも今後サーバー中に名を轟かせる可能性を秘めた、期待の馬達を紹介しよう。

まず最初に紹介するのは『クリブラチェット』(あっきっき氏所有)だ。とても良い馬体をしており、全てにおいてバランスの取れた動きを見せている。他の2歳馬達と比べると、少々成長が遅いようなのでこの馬の活躍を見れるのはまだ先になるだろう。あまり長い距離を走るのは好きではないようなので、どちらかといえばマイラー寄りになるだろう。

続いては『ジンツイスター』(神氏所有)だ。この馬はなんと言っ

ても、キレのあるスピードと勝負根性が魅力だ。しかし若干ではあるが脚元に不安定な部分が見えるので、今後怪我などには気をつけてもらいたい。また、前述した通りスピードはあるのだが、走りに力強さが今ひとつ足りないようにも見える。長所を活かしつつどう短所を補っていくかが、今後の課題となるだろう。

3頭目は『タダノドリアン』(只助氏所有)。この馬は成長が早い方らしく、6月のデビュー戦当初から迫力のある走りを見せてくれることだろう。特に注目したいのはその瞬発力で、軽く慣らしている状態から一気にトップスピードへと加速してしまう程だ。若干ではあるが距離に対する適応能力があまり高くないようで、得意とする距離以外ではほとんど実力を発揮させることができない。距離の見極めをしっかりとした上で、十分に実力を発揮できる状態をしっかりと整えていってもらいたい。

クリブラチェット