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Live!スポーツ ニューマーケット版 第5号

華麗なるラストラン

トウキョウジヘン 見事に花道を飾る!!

有終の美

春のスプリント王決定戦・高松宮記念では、1番人気『トウキョウジヘン』(夢伝説氏所有)が第4コーナーを過ぎ最後の直線に入ったところで、内ラチ沿いを抜け出した。同じ様に馬群から抜け出した『タダノソラ』(只助氏所有)との激しい叩き合いを制して見事勝利を収めた。

レース道中、トウキョウジヘンは中盤に位置し馬群の中心で機を伺っていた。そして迎える第4コーナー、眼前に発生した僅かな隙間を見逃さず流星の如く飛び出し、一気に先頭に立った。これを見て2番人気のタダノソラも同時のスパートをかけ、勝負は最後の直線にもつれ込み、激しい叩き合いの末トウキョウジヘンが真っ先にゴールへと駆け込んだ。

トウキョウジヘンにとってGI挑戦はこれが三度目。最初の挑戦となるスプリンターズステークスで

は脅威の追い上げを見せるも、『ブラッドフラッシュ』(かりゅ氏所有)との叩き合いの末、アタマ差で惜しくも敗れる。しかしながら、十分GIで勝負が出来る能力がある事を証明した。続くJBCスプリントでも、先行する『マヨチャン』(教科書氏所有)を追走するも、半馬身差で2着と、苦杯を喫した。「もう同じ思いはしたくない」と諦めずに走り続けた結果の勝利だったのではないだろうか。

GI初勝利の翌週、トウキョウジヘンは引退してターフを去った。今後種牡馬としてどのような活躍をするか、期待して見守っていきたい。

期待の2歳馬特集!

今シーズンも続々と高い能力を秘めた2歳馬が輩出されている。今回は、特に注目すべき2歳馬を何頭か紹介する。

まずは『ジャブロー』(かりゅ氏所有)を紹介しよう。競走馬とし

て申し分のない才能を秘めている様で、まさしく「怪物」と呼ぶのに相応しい馬である。特にダートを中心にその才能を如何なく発揮するように見える。デビューする日がとても楽しみである。

次は『オドルワッキー』(マグロチョペ氏所有)である。とても素晴らしいスピードとスタミナを誇り、さらに、脚部不安が見当たらずとても丈夫な競走馬となりそうだ。その能力は中距離戦線で活かされるのではないだろうか。既に入厩も済ませて調教も開始されている模様だ。

最後に紹介するのは、『ナヤンデルヒマナイ』(ラムザ氏所有)だ。スピードに若干の不安はあるものの、それを補って余りあるスタミナと、一瞬の切れ味を持っている。勝負根性も素晴らしく、ゴール前での競り合いで気合負けをする事はまず無いだろう。

ジャブロー オドルワッキー ナヤンデルヒマナイ